宇宙航空研究開発機構
宇宙航空研究開発機構では、第29回宇宙ステーション利用計画ワークショップを下記のとおり開催致します。
「きぼう」日本実験棟は、今年3月及び6月にスペースシャトルで打ち上げられ、8月から船内実験室での利用実験を開始しました。本ワークショップでは、実際の宇宙実験の模様を紹介するとともに、来年の「きぼう」組立てミッション完了後に行われる宇宙実験の計画を研究者から紹介していただき、今後の「きぼう」利用について、研究者をはじめ多くの方々に理解と興味を深めていただくことを目的としております。
今回のワークショップでは、「きぼう」の組立て状況や実験結果の速報をハイビジョン映像で紹介する他、今後期待される科学成果や日常生活に密接した利用成果を紹介するプログラムや、宇宙医学研究がどのように地上の生活で役立てられようとしているかをテーマとした対談を予定しております。
タイトル | |
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10:30〜10:40 | 開会挨拶 田中 正朗(文部科学省大臣官房審議官(研究開発局担当)) 白木 邦明(宇宙航空研究開発機構 理事) |
10:40〜10:50 | 【プログラム1:さぁ、「きぼう」で実験が始まった!】 「きぼう」組み立て開始、実験結果速報、当面の実験計画を映像を交えて紹介 |
10:50〜11:20 | 【プログラム2:特別講演 ISSから見える宇宙・地球・人間】 海部 宣男(前 国立天文台台長) |
11:20〜12:30 | 【プログラム3:まもなく完成!「きぼう」 〜船外実験プラットフォームから見える新たな未来〜】 (1)MAXIで解き明かす激動宇宙の姿 牧島 一夫(理化学研究所 宇宙放射線研究室 主任研究員) (2)今SMILESに何が期待されているか? 秋元 肇 (海洋研究開発機構 大気組成変動予測研究プログラムディレクター) (3)日本ユニークな船外実験の未来 田中 哲夫(宇宙航空研究開発機構 宇宙環境利用センター長) |
昼食 (12:30-13:45) | |
13:45〜15:30 | 【プログラム4:私たちの生活と「きぼう」の利用】 (1)欧州におけるISSの産業利用(仮) (欧州宇宙機関) (2)宇宙環境を利用した蛋白質実験がもたらすもの −エネルギー・環境問題の解決に向けた新規機能性蛋白質開発の試み− 伊中 浩治(株式会社 丸和栄養食品 代表取締役・大阪大学 客員教授) (3)社会は何を求めているのか? −「きぼう」の利用に向けた社会の期待− 浅島 誠(東京大学 副学長) |
休憩・パネル展示解説(15:30-16:00) | |
16:00〜17:00 | 【プログラム5:宇宙医学から地上の生活へ】 松本 俊夫(徳島大学 教授)×大川 匡子(滋賀医科大 教授) 司会:田中 一成(宇宙航空研究開発機構 宇宙医学生物学研究室) |
17:00〜17:05 | 閉会挨拶 鈴木薫(宇宙航空研究開発機構 執行役) |