宇宙航空研究開発機構
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、米国航空宇宙局(NASA)との調整の結果、国際宇宙ステーション(ISS)組立てミッション(STS-131/19A)に搭乗する日本人宇宙飛行士を以下のとおり決定いたしましたのでお知らせいたします。
搭乗決定日本人宇宙飛行士 | : | 山崎 直子 |
オービター | : | スペースシャトル アトランティス号 |
打上げ時期 | : | 平成22年2月11日以降 |
飛行期間 | : | 約2週間 |
このフライトで行われる主な作業 | : | 補給物資(実験ラック1台、クルー備品など)を搭載した多目的補給モジュールを輸送し、ISSへ取り付けた後、これらの補給物資をISS内に搬入し、回収物資(ESAペイロードなど)を同モジュールで地上に持ち帰る予定。 ※ 山崎宇宙飛行士の具体的な役割は、ロボットアーム操作技術など、各クルーの技量や経験を踏まえ決定予定。 |
今後の予定 | : | スペースシャトル、ISS搭乗に必要な一般的な訓練及び、本ISS組立てミッションに必要な訓練を行う予定。 |
参考資料 | : | 山崎宇宙飛行士の略歴 日本人宇宙飛行士の搭乗計画 |
参考リンク | : | 宇宙ステーション・きぼう広報情報センター http://iss.jaxa.jp/ |
1970年 | 千葉県松戸市生まれ |
1993年 | 東京大学工学部航空学科卒業 |
1996年 | 東京大学大学院工学系航空宇宙工学専攻修士課程修了 |
1996年4月 | 宇宙開発事業団(現:宇宙航空研究開発機構)入社 |
1996年4月〜 | JEMプロジェクトチームにおいて「きぼう」日本実験棟のシステム・インテグレーション(開発業務)に従事し、故障解析及び組み立て・初期運用手順作成などを実施 |
1998年6月〜 | セントリフュージ・プロジェクトチームにおいてISS生命科学実験施設(セントリフュージ)の開発に従事し、概念検討から基本設計を実施 |
1999年2月 | ISSに搭乗する宇宙飛行士候補者に選定 |
1999年4月 | NASDA(現JAXA)が行う基礎訓練開始 |
2001年9月 | NASDA(現JAXA)より宇宙飛行士に認定 |
2001年9月 | ISS参加機関においてISS搭乗宇宙飛行士の訓練開始 |
2004年5月 | ソユーズ宇宙船フライトエンジニアの資格を取得 |
2004年6月 | NASA が行うMS候補者訓練開始 |
2006年2月 | NASAよりMSに認定 |
2006年5月 | 「きぼう」日本実験棟の打上げミッション(1J/Aミッション)について、搭乗者支援宇宙飛行士として選定 |
〜現在 | MS訓練を継続中 「きぼう」及び宇宙ステーション補給機(HTV)などの開発・運用に関する技術支援及び「きぼう」運用管制チームJ-COM(交信担当)業務などにも従事。 |