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超高速インターネット衛星「きずな」の
テレメトリ信号の一部異常の復旧について

平成21年1月27日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、平成20年2月23日に打ち上げた超高速インターネット衛星「きずな」において、平成20年12月19日1時38分(日本時間)頃、「きずな」の状態を示すテレメトリ信号(※1)の一部に異常が発生していましたが、原因究明を行い平成21年1月26日に復旧作業を実施しました結果、RTU(リモートターミナルユニット)(※2)B系により同異常が復旧しましたのでお知らせします。
 衛星の電源系、姿勢制御系などの衛星バス系機能及び搭載実験機器機能は正常です。


※1 テレメトリ信号 :衛星搭載機器の温度、電流、電圧などの状態を示す信号
※2 RTU(リモートターミナルユニット) :各搭載機器とSバンド送受信機との間で信号のやりとりを行う装置




参考図  「きずな」の通信・データ処理系の概要


(参考図注)
搭載交換機:衛星上で通信回線の切り替えを行う装置
中継器:地上から受けた電波を増幅し、送信する装置