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「国際宇宙ステーション・きぼう利用ミニシンポジウム
〜メイドイン“宇宙”のタンパク質結晶〜」
の開催について

平成21年7月3日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構では、国際宇宙ステーションを利用して、品質の高いタンパク質結晶の生成に取り組んできました。これまでに、難病筋ジストロフィー治療薬やプラスチック分解酵素、バイオ燃料生産酵素につながるタンパク質の結晶を生成するなど、産業応用に結びつく成果が出始めております。本年7月からは、いよいよ「きぼう」日本実験棟でタンパク質の結晶生成実験を開始し、メイドイン「きぼう」のタンパク質結晶が、社会に役立つ成果をもたらすものと期待しております。

 今般、これまでのタンパク質結晶生成実験の成果、「きぼう」での利用計画、及び、今後の展望、タンパク質研究の最先端の状況や製薬ニーズなどを、共同で実施してまいりました産・学の皆様方と共に報告する機会として、ミニシンポジウムを下記の通り開催いたします。


  • 日時:平成21年7月13日(月) 15:00〜17:00
  • 開催場所:KDDIホール(大手町)
          (http://www.kddihall.co.jp/info.html
  • プログラム:別紙参照
  • 主催:宇宙航空研究開発機構
  • 定員:150名(参加無料、事前申込みが必要)
  • 申し込み方法 :以下のHPよりメール又はFAXでお申し込みください。
    http://kibo.jaxa.jp/archive/2009/06/protein_symposium.html
  • 問合せ先 :宇宙航空研究開発機構
    TEL:029-868-3074、FAX:029-868-3956
    E-mail:protein_sympo@jaxa.jp



別紙

国際宇宙ステーション・きぼう利用ミニシンポジウム
〜メイドイン“宇宙”のタンパク質結晶〜



平成21年7月13日(月) KDDIホール

スケジュール タイトル
15:00-15:25
(25分)
いよいよ始まる日本実験棟「きぼう」でのタンパク質結晶生成実験

宇宙航空研究開発機構 宇宙環境利用センター
主任開発員 佐藤勝
15:25-15:55
(30分)
サブオングストローム構造生物学の展開に向けて
−タンパク質の詳細な原子構造から生命を理解する−

大阪大学蛋白質研究所 プロテオミクス総合研究センター
超分子構造解析学研究系 教授 中川敦史

※JAXAと共同で、タンパク質結晶生成実験に取り組んできました。
15:55-16:25
(30分)
インフルエンザRNA合成酵素による抗ウイルス剤の開発
−きぼう利用への期待−

横浜市立大学大学院 生命ナノシステム科学研究科
准教授 朴三用

※JAXAと共同で、「きぼう」でのタンパク質結晶生成実験を予定。
16:25-16:55
(30分)
JAXAタンパク質実験が先導する高精度な薬物設計への期待

持田製薬(株) 医薬開発本部 主事 西島 和三
16:55-17:00
(5分)
閉会挨拶