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「きぼう」日本実験棟の完成について

平成21年7月19日

宇宙航空研究開発機構

 日本における初の有人宇宙施設である「きぼう」日本実験棟が完成しましたので、お知らせいたします。
 この度、STS-127(2J/A)ミッションにて、「きぼう」日本実験棟船内実験室に船外実験プラットフォームを取り付け、平成21年7月19日(日)11時23分(日本時間)にその機能が正常であることを確認しました。
 これにより、「きぼう」日本実験棟は船内及び船外の実験環境を有する恒久的な軌道上実験施設として完成しました。


参考リンク:より詳細につきましては、次のインターネットアドレスをご覧ください。
http://kibo.jaxa.jp/mission/2ja/
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html



宇宙航空研究開発機構 理事長談話

「きぼう」日本実験棟の完成について


 本日、「きぼう」の船外実験プラットフォームの船内実験室への取付けと起動が完了し、「きぼう」の軌道上での組立てが完了しました。これにより、我が国初の軌道上恒久有人施設が完成しました。

 船外実験プラットフォームは、国際宇宙ステーション船外の宇宙に曝露された環境を利用し、地球観測、天体観測、環境計測、通信、理工学実験、材料実験などを実施できる多目的実験スペースです。

 昨年八月より利用を開始している「きぼう」船内実験室とあわせて、今後「きぼう」の本格的な利用が開始できることを喜ばしく思います。引き続き成果の創出に向け、「きぼう」の着実な利用と運用に取り組んでまいります。

 これまで多くのご協力、ご支援をいただきましたNASAを始めとする国内外の関係機関の皆様方及び国民の皆様に心からお礼を申し上げますとともに、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。


平成二十一年 七月十九日
宇宙航空研究開発機構
理事長 立川 敬二