プレスリリース

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温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の
太陽電池パドル駆動部の冗長系切り替えについて

平成22年3月1日

宇宙航空研究開発機構

 平成21年1月23日に打上げられた温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)において、平成22年2月25日10時29分(日本時間)頃、太陽電池パドル2の駆動部で異常を検知し、軌道上にて自動的にパドル駆動部1,2とも冗長系に切り替えました。両方とも冗長系に切り替わるのは設計上、所定の動作です。

 現在原因究明を進めておりますが、太陽電池パドル駆動部が冗長系になっている以外、発生電力等に異常はなく、衛星の機能はすべて正常です。また、定常観測にも支障はなく、予定通り観測を継続しております。


参考図:太陽電池パドル駆動部概略図


* 斜線部分が、異常が発生した箇所。
* 緑色部分が、切り替えにより現在動作している部分。
 パドル駆動部の一方に異常があった場合、駆動部1,2とも冗長系に切り替わる設計となっている。