宇宙航空研究開発機構
三重県
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三重県は、JAXAが開発した衛星を用いて、三重県の防災業務における衛星の有効性を検証することを目的とした防災利用実証実験を共同で実施するため、平成22年3月25日に協定を締結いたしました。
本協定は、衛星による広域観測技術、大容量通信技術を活用することにより、将来の災害応急対策の円滑な実施や体制整備への貢献を目指すものです。
なお、締結した協定の主な内容は次のとおりです。
記
1.防災利用実証実験の主な内容
[1] 緊急時に備えた二者間の緊急時連絡体制の確立
[2] 災害発生時に備えた衛星画像及び「だいち防災マップ」の提供方法の確立
[3] 三重県の防災業務における衛星利用の検討
[4] 災害発生時における衛星利用(地球観測衛星及び通信衛星)の検討
※だいち防災マップ…陸域観測技術衛星「だいち」の画像を利用し、道路の情報などを重ね合わせた地形図
[1] 平常時の衛星画像及び「だいち防災マップ」の三重県への提供
[2] 三重県からの災害情報等を用いた三重県における衛星利用の検討
[3] 三重県からの観測要求を受け、「だいち」による被害推定地域を観測
[4] 災害発生時に撮影した衛星画像から被害推定地域を解析し、三重県へ提供
[1] JAXAが提供した平常時の衛星画像及び「だいち防災マップ」の有効性を検討
[2] 災害情報や防災業務に関する情報のJAXAへの提供
[3] JAXAが検討した衛星利用方法についての有効性を評価
[4] 災害発生時等におけるJAXAへの「だいち」による観測要求
[5] 災害発生時等にJAXAが提供する衛星画像及び「だいち防災マップ」の有用性の検討及び課題点の抽出
![]() 図2 だいち防災マップ(三重県) (「だいち」画像の上に地図情報を重畳) |
![]() 図3 地震津波災害の解析イメージ |