プレスリリース

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超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(SMILES)の観測中断について

平成22年4月23日

宇宙航空研究開発機構
情報通信研究機構

 国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟 船外実験プラットフォームに設置された超伝導サブミリ波(※)リム放射サウンダ(SMILES)において、平成22年4月21日18時頃(日本時間)から、機器(サブミリ波受信系の一部)が待機モードとなったため、観測を中断しておりますのでお知らせいたします。
 宇宙航空研究開発機構と情報通信研究機構が共同開発したSMILESは、従来の観測では達成できなかった高い測定感度で、成層圏のオゾンやオゾン破壊に関連する大気微量成分の存在量を宇宙から観測するセンサです。平成21年9月11日にH-IIBロケットにより打ち上げられ、地球大気観測を行ってきました。
 今回の事象は、SMILES 内部のサブミリ波受信系の一部に原因があるとみられており、引き続き原因究明・復旧作業を進めております。

※SMILESで観測しているサブミリ波: 624 - 650 GHz帯の電波


SMILESの搭載位置