プレスリリース

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「きぼう」の冷却水温度調整機能の異常発生について

平成22年6月8日

宇宙航空研究開発機構

 国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟において、平成22年6月5日20時40分(日本時間)頃、熱制御用の冷却水供給温度調整機能に異常が発生しました。「きぼう」の自動処置および地上からの操作により、冗長系への切り替えを行い、現在、供給水温は正常値に戻っております。
 引き続き、原因究明作業を進めておりますが、他のシステム機器・実験機器は正常であり、当面の運用に支障はありません。

 なお、本異常発生に伴い、一部の曝露実験装置(MAXI、SMILES)※については、地上からの操作により一時的に停止させました。現在、MAXIは再起動し、観測を再開しております。SMILESは原因究明及び恒久対策の見通しが得られた後、冷凍機の運転を再開することとしています。


※MAXI:全天X線監視装置、
 SMILES:超伝導サブミリ波リム放射サウンダ