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第30回宇宙ステーション利用計画ワークショップ
〜宇宙ステーションのあるくらし、これからの10年〜
“Life with the Space Station, the Next 10 years”
の開催について

平成23年3月8日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構では、「第30回宇宙ステーション利用計画ワークショップ」を下記のとおり開催致します。
 国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟では、様々な分野での利用が進み、今やISSは日常的に身近な宇宙実験・観測あるいは滞在の場所となりつつあります。更に、ISS運用を2016年以降も継続することが、日本、米国、ロシアで確認されました。
 本ワークショップでは、“宇宙ステーションのあるくらし、これからの10年”をテーマに、NASA副長官、米国のISS利用キーパーソン、ISS計画参加各国の利用計画責任者、日本の研究者や有識者をお迎えし、ISSが日常的となった今、「ISS参加パートナー国との協力」、「地球的・人類的な視点に立ったISSの利用価値」、及び「日本の今後の取組み」等、ISSと歩む“これからの10年”を展望していきます。

4月7日〜8日に開催する予定だった「第30回宇宙ステーション利用計画ワークショップ」は、東北地方太平洋沖地震の影響により開催を延期することとなりました。開催日が決まりましたら改めてご案内いたします。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解をいただきますよう宜しくお願い致します。

  1. 日時:平成23年4月7日(木)10:00〜16:20、8日(金)10:00〜15:00
  2. 場所:一橋記念講堂(別紙1参照)
    (東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター2F)
  3. プログラム:別紙2参照
    プログラム内容は調整により変更しています。最新プログラムについてはこちらをご覧ください
  4. 主催:宇宙航空研究開発機構、共催:文部科学省
  5. 参加に関して:
    ・定員:約500名(参加費無料、事前申込み制)
    ・使用言語:日本語(英語同時通訳)
    ・参加に関する問合せ先:(財)日本宇宙フォーラム(担当:白石)
    TEL:03-5200-1302  E-mail: iss-ws30@jsforum.or.jp
    参加申込み先URL:https://www.science-event.jp/iss-ws30 (※)
    ※上記サイトにて、3月9日(水) 13:00から参加申込受付を開始します。



別紙1

会場案内図

一橋記念講堂
(学術総合センター内2階)



【交通のご案内】
●東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄三田線、都営地下鉄新宿線・神保町駅下車 A8出口から徒歩3分
●東京メトロ東西線・竹橋駅下車 1B出口から徒歩4分

別紙2

第30回宇宙ステーション利用計画ワークショップ
〜宇宙ステーションのあるくらし、これからの10年〜
“Life with the Space Station, the Next 10 years”


【1日目(4/7)】主題:国際協力、そして地球的・人類的価値を知る
10:00-10:10 開会挨拶 : 立川 敬二 (JAXA理事長)
文部科学省
【第1部】〜日米のISS計画とその利用〜
10:10-10:30 基調講演1 :「米国における有人宇宙計画とISS」 
Lori Garver (米国航空宇宙局(NASA)副長官)
10:30-10:50 トークセッション :「ISS計画と今後の国際協力」
Lori Garver (NASA副長官), 樋口 清司 (JAXA副理事長)
10:50-11:10 基調講演2 : 「米国におけるISSの10年利用計画(Decadal Survey)」
Elizabeth Cantwell (米国科学アカデミーメンバー/Decadal Survey議長)
11:10-11:30 基調講演3 : 「日本の“きぼう”利用の取り組み」
浅島 誠 (産業技術総合研究所フェロー 兼 幹細胞工学研究センター長,
ISS/きぼう利用推進委員長)
11:40-12:00 ビデオセッション: (1)「きぼう利用までの20年」、(2)「古川宇宙飛行士からのメッセージ」
(休憩)
【第2部】〜ISS計画参加各国による成果とこれからの取り組み〜
13:30-15:00 パネルディスカッション
コーディネイター:上垣内 茂樹(JAXA 宇宙環境利用センター)
パネリスト:各機関の利用計画とりまとめ担当(NASA,ESA,FSA、CSA,JAXA)
1. これまでの利用成果のまとめ
2. これからの10年の利用計画からみる国際協力の在り方
3. ISS利用推進方策〜利用者主体のISS利用に向けて〜
(休憩)
【第3部】〜ISSが人類・地球にもたらすもの〜
15:10-16:30 総合討論
中川 久定 (京都大学名誉教授)
Elizabeth Cantwell (米国科学アカデミーメンバー/Decadal Survey議長)
土井 隆雄 (国連宇宙部宇宙応用課長/宇宙飛行士)
Mark Uhran (NASA)
樋口 清司 (JAXA副理事長)

【2日目(4/8)】主題:ISSの国内利用の現状と展望
10:00-10:10 Opening:「きぼう」の新たな取組み〜「社会還元、アジア、これからの利用テーマ」
吉村 善範 (JAXA宇宙環境利用センター長)
第1部〜身近なところにあるISS、これからの10年〜
10:10-10:35 基調講演1 :「タンパク実験による創薬の世界」
裏出 良博 (大阪バイオサイエンス研究所 分子行動生物学部門 研究部長)
10:35-11:00 基調講演2 :「身近にある宇宙実験 〜宇宙医学と地上生活〜」
二川 健 (徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 教授)
11:00-11:50 パネルディスカッション: 「身近なところにあるISS、これからの10年」
コーディネイター:【調整中】
パネリスト:
裏出 良博 (大阪バイオサイエンス研究所)
二川 健 (徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 教授)
西島 和三 (持田製薬株式会社医薬開発本部専任主事、
東北大学未来科学技術共同研究センター客員教授)
光盛 史郎 (未来工学研究所主任研究員)
(休憩)
第2部〜地球の見張り番、宇宙の実験台 〜ISSの未来をえがく〜
13:30-13:50 基調講演3:「ISS 〜地球の見張り番、宇宙の実験台〜」
長谷川 義幸 (JAXA執行役)
13:50-15:00 パネルディスカッション:「地球の見張り番、宇宙の実験台 〜ISSの未来をえがく〜」
コーディネイター:竹内 薫 (科学作家)
パネリスト:
住 明正   (東京大学教授、JAXA地球圏総合診断委員会委員長)
的川 泰宣 (NPO法人「KUMA」会長)
長谷川 義幸 (JAXA執行役)
15:00 Closing

※講演タイトルは仮題です。また、プログラムは事前の予告なく変更する場合があります。
最新プログラムについてはこちらをご覧ください