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実験用航空機による福島第一原子力発電所周辺の
放射線量計測への協力について

平成23年3月25日

宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は、文部科学省の依頼に基づき、東北地方太平洋沖地震における災害対策支援として、東京電力(株)福島第一原子力発電所からの放射性物質の放出状況について確認するため、(財)原子力安全技術センターと協力して、3月25日(金)に実験用航空機Queen Air(ビーチクラフト式65型)を用い福島原子力発電所周辺上空の放射線量計測を実施いたします。
 本計測によって収集されたデータは文部科学省に提出され、適切な対策の実施に役立つことが期待されます。
 JAXAでは実験用に保有している航空機等の活用を通じて、災害復興の支援に取り組んで参ります。


計測実施日: 平成23年3月25日(金)
正午〜午後3時頃 計測実施予定
※準備状況、天候によっては実施時間が変わります
計測場所: 福島第一原子力発電所周辺の上空



別紙

機体型式 ビーチクラフト式65型
エンジン型式 ライカミング式
IGSO-480-A1B6型2基
最大離陸重量 3,493kg
乗員/乗客 2/5
全長 10.16m
全幅 13.98m
全高 4.32m
最大速度 340km/h(184kt)
上昇限度 8,858m(29,062ft)
最大航続距離 1,185km


放射線計測に向かう実験用航空機「Queen Air」