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【重力とともに生きる】
〜宇宙飛行士との対話を通して健康について考える〜
古川宇宙飛行士との交信イベント参加団体募集

平成23年5月12日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)に約5か月半の予定で長期滞在する古川宇宙飛行士のISS・「きぼう」日本実験棟における交信イベント、【重力とともに生きる】へ参加を希望する団体の募集を行います。

 重力がない宇宙で長く生活をすると、体を支える骨や筋肉が弱くなるなど、地上の高齢者が抱えている問題と同じことが起こります。それらの問題を軽減するために宇宙飛行士が行うトレーニングや食事管理など、ISS長期滞在による医学的な知見が高齢者の健康増進や転倒による寝たきりの予防に役立つことを、実際に宇宙飛行士の健康管理を行っているJAXAの職員などによる勉強会や、医師のバックグラウンドを持つ古川宇宙飛行士との対話を通じてご紹介します。

 下記をご覧の上、ふるって応募くださいますようお願いいたします。

  1. 開催概要:
    開催時期: 平成23年9〜11月頃の1日
    開催場所: 筑波宇宙センター (予定)
    イベント内容: ・国際宇宙ステーション滞在中の古川宇宙飛行士と参加者による健康と運動に関する交信 (20分程度)
    ・筑波宇宙センター内の宇宙飛行士訓練施設、管制室などの見学(1時間程度)
    ・宇宙での医学研究がもたらす骨粗鬆症や健康増進についてのレクチャー、参加団体による交流会 (1時間30分程度)また、筑波宇宙センターで行われる交信イベントに先がけて、JAXA職員による勉強会を各地で8〜9月に開催いたします。
    参加費: 無料 (筑波宇宙センターまでの旅費は、自己負担となります)
    主催: 宇宙航空研究開発機構
    後援: 日本整形外科学会、日本体力医学会、日本リハビリテーション医学会 (予定)
    参考: 「宇宙での体の変化について」は、下記ウェブサイトをご覧ください。
    http://iss.jaxa.jp/med/about/health/#gravity
  2. 募集概要:
    参加対象者: 介護予防や健康増進の観点でグループを結成し、地域独自の転倒予防体操などを実施している地方自治体等の団体で、イベント当日に数名の団員が筑波宇宙センターでイベントに参加できること。
    募集団体数: 5〜10団体程度。多数応募があった場合には、団体の規模、活動期間、活動頻度などを総合的に評価し、選定いたします。
    募集期間: 平成23年5月12日(木)〜平成23年6月13日(月)
    選定結果発表: 平成23年7月上旬頃
  3. 応募事項:
    (1)団体名
    (2)代表者名
    (3)代表者連絡先
    (4)活動内容
    (5)団体規模
    (6)活動期間
    (7)活動頻度
    (8)アピールポイント
  4. 応募方法:
    応募事項を記入の上、下記まで郵送、ファックス、又はE-mailにてご応募ください。

    宇宙航空研究開発機構 有人宇宙環境利用ミッション本部
    住所:〒305-8505 茨城県つくば市千現2-1-1
    FAX:029-868-3950 E-mail:KIBOKOHO@jaxa.jp

  5. 実施にあたっての留意事項:
    ISSの運用状況によっては、予定されていたイベントの日時が直前で変更されることや中止されることがあります。場合によっては日時の再設定ができず交信を実施しないつくばでのイベントへの変更、若しくはイベントそのものが実施できないこともありますので、ご了承ください。
  6. 問い合わせ窓口:
    イベントについて、問い合わせがある場合は、下記までお願いいたします。

    宇宙航空研究開発機構 有人宇宙環境利用ミッション本部
    住所:〒305-8505 茨城県つくば市千現2-1-1
    TEL:050-3362-3202
    FAX:029-868-3950
    E-mail:KIBOKOHO@jaxa.jp