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国際宇宙ステーション長期滞在搭乗員古川宇宙飛行士搭乗の
ソユーズ宇宙船(27S/TMA-02M)の帰還について

平成23年11月22日

宇宙航空研究開発機構

 国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を終えた古川宇宙飛行士が搭乗するソユーズ宇宙船(27S/TMA-02M)は、以下のとおり無事帰還いたしましたのでお知らせします。

着陸日時: 平成23年11月22日(火)11時26分(日本時間)
平成23年11月22日(火) 8時26分(カザフスタン時間)
着陸場所: カザフスタン共和国
搭乗員: セルゲイ・ヴォルコフ(FSA)
古川 聡(JAXA)
マイケル・フォッサム(NASA)

備考1:ヴォルコフ宇宙飛行士、古川宇宙飛行士、フォッサム宇宙飛行士の第28次/第29次搭乗員は、165日間、ISSに滞在しました。


参考リンク:より詳細につきましては、次のインターネットアドレスをご覧ください。
http://iss.jaxa.jp/iss/27s/
http://iss.jaxa.jp/iss/jaxa_exp/furukawa/
http://www.nasa.gov/mission_pages/station/main/index.html



(宇宙航空研究開発機構 理事長談話)

国際宇宙ステーション長期滞在搭乗員古川宇宙飛行士搭乗のソユーズ宇宙船(27S/TMA-02M)の帰還について

本日、国際宇宙ステーション(ISS)での約5ヶ月半にわたる長期滞在を終了した古川宇宙飛行士が、ソユーズ宇宙船(27S/TMA-02M)にてカザフスタン共和国内に無事着陸致しましたことを、大変嬉しく思います。

日本人で3人目となる古川宇宙飛行士によるISS長期滞在は、将来の日本の有人宇宙活動に必要となる地上と軌道上で一体となった有人宇宙機の運用技術の蓄積に大きな意義を有するものです。古川宇宙飛行士が、医師としての専門能力を活かし、また、訓練の成果を充分に発揮して、医学実験などの様々な宇宙実験やISSシステムの維持・運用に貢献し、ISSでの任務を立派に完遂したことを誇りに思います。

今回の古川宇宙飛行士の任務完遂に際しまして、これまでご支援を頂いた国民の皆様、国内諸機関、並びにNASA、ロシア連邦宇宙局をはじめとする国外関係機関の皆様方に心から厚くお礼を申し上げる次第であります。

宇宙航空研究開発機構と致しましては、今回の貴重な経験を活かし、今後の日本人宇宙飛行士による長期滞在、宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)による物資輸送の遂行、「きぼう」日本実験棟の運用・利用など、将来に向けた有人宇宙活動計画を引き続き鋭意進めて行くこととしておりますので、今後ともご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


平成23年11月22日
宇宙航空研究開発機構
理事長 立川 敬二