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星出宇宙飛行士搭乗のソユーズ宇宙船(31S/TMA-05M)の帰還について

平成24年11月19日

宇宙航空研究開発機構

 国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を終了した星出宇宙飛行士が搭乗するソユーズ宇宙船は、以下のとおり無事帰還いたしましたのでお知らせします。

着陸日時: 平成24年11月19日(月)10時56分(日本時間)
平成24年11月19日(月) 7時56分(カザフスタン時間)
着陸場所: カザフスタン共和国
搭乗員: ユーリ・マレンチェンコ (FSA)
サニータ・ウィリアムズ(NASA)
星出 彰彦(JAXA)

備考1:マレンチェンコ宇宙飛行士、ウィリアムズ宇宙飛行士、星出宇宙飛行士の第32次/第33次長期滞在クルーは、124日間、ISSに滞在しました。


参考リンク:より詳細につきましては、次のインターネットアドレスをご覧ください。
http://iss.jaxa.jp/iss/31s/
http://iss.jaxa.jp/iss/jaxa_exp/hoshide/
http://www.nasa.gov/mission_pages/station/main/index.html



理事長談話
星出宇宙飛行士搭乗のソユーズ宇宙船(31S/TMA-05M)の帰還について

 本日、国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を終了した星出宇宙飛行士が、ソユーズ宇宙船(31S/TMA-05M)にてカザフスタン共和国内に無事着陸致しましたことを、大変嬉しく思います。

 星出宇宙飛行士が、訓練の成果を充分に発揮し、ISSで予定された業務を立派に完遂したことを誇りに思います。

 昨年の古川宇宙飛行士に続き、約4ヶ月にわたる任務を無事に完了したことで、日本人宇宙飛行士による長期滞在も既に4回目を数えることとなりました。星出宇宙飛行士が行った宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)のドッキング作業や、日本人初となるISS長期滞在時の船外活動により、我が国の将来の有人宇宙活動に向けて貴重な経験を積むことができ、ISSが日本の有人宇宙技術蓄積の場として大きな意義を有するものであることを示しました。

 今回の星出宇宙飛行士の任務完遂に際しまして、これまでご支援を頂いた国民の皆様、国内諸機関、並びにアメリカ航空宇宙局(NASA)、ロシア連邦宇宙局(FSA)をはじめとする国外関係機関の皆様方に心から厚くお礼を申し上げる次第であります。

 宇宙航空研究開発機構と致しましては、今回の貴重な経験を活かし、今後の日本人宇宙飛行士による長期滞在、「きぼう」日本実験棟の運用、「こうのとり」(HTV)の打上げによる物資輸送の遂行など、将来に向けた有人宇宙活動計画を引き続き鋭意進めて行くこととしておりますので、今後ともご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


平成24年11月19日
宇宙航空研究開発機構
理事長 立川 敬二