プレスリリース

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JAXAにおけるコンピュータウイルス感染の発生及び情報漏洩の可能性について

平成24年11月30日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)において、職員の端末1台がコンピュータウイルスに感染し、以下の情報が外部に漏洩した可能性があることが11月28日に判明しました。
 現在、JAXAでは漏洩した可能性のある情報内容の特定および原因究明に取り組んでおります。

  1. 漏洩した可能性のある情報について
    • イプシロンロケットの仕様や運用に関わる情報
    • イプシロンロケット開発に関連するM-Vロケット、H-IIAロケットおよびH-IIBロケットの仕様や運用に関わる情報
  2. 現在判明している状況について
     11月21日に当該端末でウイルスを検知し、直ちにネットワークから切り離し調査したところ、11月26日に当該端末がウイルスに感染していることが判明しました。当該端末を調査したところ、11月28日にウイルスによる情報収集がなされていた痕跡、および外部との通信が確認されました。現在、情報漏洩の有無、およびその影響について調査を行っているところです。
    また、当該端末以外でのウイルス感染の有無についても確認を行っています。
  3. 今後の対応について
      このような事態が生じたことをお詫び申し上げますとともに、このたびの事案を重く受け止め、すみやかに以下の取り組みを進めるとともに、再発防止に向けてより一層の情報セキュリティの強化に取り組んでまいります。
    • 漏洩した可能性のある情報内容の特定および対応を実施する。
    • 原因究明および再発防止のための対策を行う。