プレスリリース

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相模原キャンパス特殊実験棟におけるガス発生にかかる安全措置完了について

平成24年12月3日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパス内にて、平成24年11月30日(金)14時10分ごろ、特殊実験棟に設置されている高温空気発生装置の保守点検作業においてガスが発生しました。このガスは水蒸気であると考えられましたが、このガスに有害な物質が含まれていることが懸念されたため、念のため安全を期して同建屋から職員を退避させ、消防他各方面に連絡を行いました。同日中に、発生したガスに有害な物質が含まれていないことが消防により確認されたため、消防から退避措置の解除の連絡がなされました。このガスは、高温空気発生装置からの窒素酸化物を含む気流を無害化するための「空気清浄機」の薬液(苛性ソーダ、亜塩素酸ソーダ及び硫化ソーダの水溶液)を交換中に、水溶液の温度が上昇し発生したものと考えられます。
 その後、「空気清浄機」から薬液を完全に取り出す処置を実施すると共に、「空気清浄機」の周囲(相模原キャンパス内)に漏えいしたと考えられる薬液の処置を行い、12月3日(月)にその安全措置を完了致しました。
 今後、原因の究明とその結果に基づく再発防止措置を確実に実施した上で同装置の運転を再開する予定です。
 このたびは、近隣の皆様をはじめ多くの方々にご迷惑をおかけいたしましたことを心よりお詫びいたします。