宇宙開発事業団
本日開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。
(1) | 平成12年9月、宇宙開発委員会・技術評価部会の助言を踏まえ、宇宙開発事業団は、LE-7Aエンジン液体水素ターボポンプのインデューサの設計変更に着手するとともに、H-IIAロケットの新規技術の早期飛行実証を目的として、現行インデューサによる試験機1号機を平成12年度冬期に打ち上げることを目指して開発を進めてきた。 |
(2) | しかしながら、 開発の最終段階においても依然として不具合が認められることから、宇宙開発事業団と製造メーカーがそれぞれの役割を全力を挙げて果たし、H-IIAロケット試験機1号機の打上げに万全を期して臨むため、同ロケットの打上げを延期することとなった。 |
(3) | なお、インデューサの改良に向けた作業は、平成13年度冬期に打ち上げることを目標に現在順調に進められている。 |
(1) | 宇宙開発委員会・技術評価部会の助言を踏まえ、LE-7Aエンジン液体水素ターボポンプのインデューサの改良を着実に行うとともに、その他の新規技術に対する早期の飛行実証を行う。 | |
(2) | H-IIAロケットの異なる2通りのコンフィギュレーション(基本形態及び固体補助ロケット(SSB)装着形態)について、それぞれ飛行実証を行う。 周到な準備の上、13年度夏期に基本形態の試験機1号機の打上げを実施。(現インデューサを使用) また、SSB装着形態の試験機2号機の打上げを同年度に実施。(新インデューサを使用) |
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(3) | 13年度冬期のADEOS-II打上げ実施以降の打上げ計画は、従来の計画と変更はない。 |