プレスリリース

このプレスリリースは宇宙開発事業団(NASDA)が発行しました

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宇宙開発事業団 種子島宇宙センターのISO9002第三者認証取得のお知らせ

平成12年11月14日

宇宙開発事業団

 宇宙開発事業団は、平成10年度より、品質システムの強化を推進するための方策の一つとして、品質システム国際規格(ISO9000シリーズ)をロケット・人工衛星等の開発・運用部門に対し適用し、順次そのシステムの構築に努めています。このたび種子島宇宙センター(鹿児島県熊毛郡南種町大字茎永字麻津)が、平成12年11月6日にISO9002(1994年版)の第三者認証書(認証日付:平成12年10月20日)を受領(米国分は11月末に受領予定)いたしましたのでお知らせします。

 

1. 種子島宇宙センターが取得した認証の登録機関

(1) 日本適合性認定協会(JAB:The Japan Accreditation Board for Conformity Assessment )
(2) 英国(UKAS:United Kingdom Accreditation Services)
(3) ドイツ(DAR:Deutscher Akkreditlerungs Rat)
(4) 米国(ANSI-RAB:American National Standards Institute-Registrar Accreditation Board)(*)
(*)審査登録機関による認証手続き中。
審査登録機関名:(LRQA:Lloyd's Register Quality Assurance Limited)

品質方針

「顧客の要求に適合する品質を提供する。」

適用対象業務

「地上設備装置の利用提供」に適用する。



参考)[品質保証の国際規格ISO9000シリーズについて]

 この規格シリーズは、ISO/TC176「品質管理・品質保証」専門(技術)委員会で制定された品質システムに関する一連の国際規格で、ISO9001、ISO9002、ISO9003が主なものです。

a) ISO9001品質システムは、設計、開発、製造、据付け及び付帯サービスにおける品質保証モデル。
b) ISO9002品質システムは、製造、据付け及び付帯サービスにおける品質保証モデル。
c) ISO9003品質システムは、最終検査・試験における品質保証モデル。

 種子島宇宙センターは、適用範囲を「地上設備装置の利用提供」としているため、ISO9002の品質システムが対応する。

参考:

 世界の宇宙開発機関(NASA、CNES)においてもこの規格をもとに品質システムの構築を行っています。