プレスリリース

このプレスリリースは宇宙開発事業団(NASDA)が発行しました

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日本初の国際宇宙ステーション搭載実験装置
「中性子モニタ装置」の出荷について

平成12年6月6日

宇宙開発事業団

 宇宙開発事業団(NASDA)は、わが国初の国際宇宙ステーション(ISS)搭載実験装置である中性子モニタ装置を6月12日に米国航空宇宙局(NASA)に向け出荷することと致しましたのでお知らせ致します。

 この装置は出荷前試験において出力信号の異常が認められたため当初予定の5月18日の出荷を延期しておりましたが、その後の検査により装置の健全性を確認し、今回出荷するものです。

 現在NASDAでは、ISSの一部を成す「きぼう」日本実験棟を開発中ですが、中性子モニタ装置は「きぼう」に先立ち、ISSに搭載される日本として初めての装置となります。本実験装置は、2001年2月打上げ予定の国際宇宙ステーション組立ミッション5A.1(スペースシャトル「ディスカバリー」号(STS-102))においてISSに搭載され、約6ヶ月間にわたり中性子の計測を行います。この計測は国際共同プロジェクトである有人研究プロジェクト(HRF)の基礎データとして活用されます。