宇宙開発事業団
昨年4月、日本航空電子工業(株) (日航電) から、平成5年度以降に最終原価監査が行われた上限付き概算契約に係る過払い額 (2億円) の支払いを既に受けたところであるが、当時、平成元年度頃から過大請求が行われていたことが実地調査により確認されたため、その後引き続き平成4年度以前の契約についての追加調査を行ってきた。
今般、公認会計士の支援を得て追加調査を行った結果、日航電の過大請求により過払いとなった契約が1件あることが確認されたため、当該契約の過払い額の算定を行い、公認会計士による監査を経て過払い額を確定するに至った。
事業団は、平成4年度以前の対象契約16件 (契約総額42億円) のうち、1件 (契約総額5億円) の契約について、不正な行為によって事業団に損害を与えたものとして、同社に対し、過払い額3千9百万円に金利1千9百万円を加えた損害額計5千8百万円を請求することとし、本日朝、同社に対して請求書を発出した。