宇宙開発事業団
本日開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。
向井宇宙飛行士を、STS-107科学ミッションに関わる地上要員の一つである副ミッションサイエンティスト(Deputy Mission Scientist)として活動させるため、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)に派遣することについて報告する。
副ミッションサイエンティストは、スペースシャトルを利用した科学ミッションにおいてNASAから指名され、ミッションサイエンティストの補佐として、実験を提案した代表研究者たちのとりまとめ支援を行うとともに、ミッション中は地上の管制センターにて宇宙実験運用に係る統括補佐を行う。なお任期は2年間(打上げ前活動に約1年間、打上げ後活動に約1年間)である。
向井宇宙飛行士が、副ミッションサイエンティストとして担当する主要な業務は以下のとおり。
STS-107科学ミッションは、スペースシャトルにスペースハブ等を搭載して様々な宇宙実験を行う科学研究ミッションである。
ミッションの概要は以下のとおり。
・打上げ時期 | : | 平成13年(2001年)6月頃(予定) |
・オービタ | : | コロンビア号 |
・ミッション期間 | : | 16日間 |
・搭乗員数 | : | 7名(内1名は、イスラエルのペイロードスペシャリストが搭乗する予定) |
・搭載実験装置等 | : |
・ | 日本からは実験装置の搭載は無いが、スペースハブ商業利用の実験装置を用いた9件の蛋白質結晶実験テーマで日本人研究者が参加予定。 |
注 | : | 打上げ時期及び搭載実験装置等については、今後の調整の進捗状況により変更があり得る。 |