宇宙開発事業団
米国航空宇宙局(NASA)は、宇宙開発事業団の若田宇宙飛行士が搭乗したスペースシャトル「ディスカバリー号」(STS-92/国際宇宙ステーション組立ミッション(3A))を米国東部夏時間10月11日午後7時17分(日本時間10月12日午前8時17分)フロリダ州NASAケネディ宇宙センター(KSC)から打ち上げました。
なお、今回でスペースシャトルの打上げは100回目となりました。
STS-92ミッションの詳細は、宇宙ステーションホームページでご確認ください。
本日、当事業団の若田光一宇宙飛行士が、搭乗運用技術者(ミッションスペシャリスト)として搭乗しているスペースシャトル「ディスカバリー号」が、米国航空宇宙局(NASA)ケネディ宇宙センターから打ち上げられ、所定の軌道に投入されました。この度の打上げの成功を誠に喜ばしく思います。
今回のミッションでは、若田宇宙飛行士が日本人として初めて、国際宇宙ステーション(ISS)の組立てに参加することになります。ミッション中、若田宇宙飛行士は、スペースシャトルのロボットアームの操作を担当し、国際宇宙ステーションの組み立てに貢献します。今までの訓練の成果を遺憾なく発揮し、十分その任務を果たしてくれるものと期待しております。今回のミッションにより、ISSを中心とする今後の我が国の有人宇宙活動計画や宇宙実験計画に向けて、貴重な知識・経験を積めるものと考えております。
「ディスカバリー号」は7人の宇宙飛行士を乗せて、11日間に亘って飛行することになっており、ミッションが成功裡に実施されることを心から願っております。
このたびのスペースシャトル「ディスカバリー号」への若田宇宙飛行士の搭乗に際しまして、これまで多くのご協力、ご支援をいただきましたNASAを始めとする国内外の関係機関の皆様方及び国民の皆様に心からお礼を申し上げますとともに、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
平成12年10月12日 宇宙開発事業団 理事長 山之内 秀一郎 |