宇宙開発事業団
宇宙開発事業団は、国内の中小ベンチャー企業の保有する魅力的なアイディアやユニークな技術を将来の宇宙開発に活かしていくことおよび中小ベンチャー企業が宇宙開発に積極的に参画することを目的として、平成11年度に「宇宙開発ベンチャー・ハイテク開発制度」を発足させました。
平成12年度は、23件のテーマを選択して研究を実施してきましたが、その中から宇宙応用化の可能性が高いと認められる成果を上げた研究およびユニークな研究に対して宇宙ベンチャー大賞のほか、合計4つの賞を授与しましたのでお知らせします。
(別紙1 参照)
また、平成13年度の研究テーマを平成13年4月2日より募集いたしますので、合わせてお知らせします。(募集要項は、別紙2をご覧下さい。)
募集期間: | 平成13年4月2日(月)から同年6月29日(金)まで | |
募集分野: | ロボティクス技術、マイクロマシン技術などを含む7分野 | |
研究期間: | 平成14年2月末日まで |
(住所) | 浜松町セントラルビル8階 |
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(TEL) | 03-3459-1654 | |
(FAX) | 03-5402-7521 | |
(メール) | venture@jsforum.or.jp |
なお、お問い合わせは、書面(e-mailかFAX)でお願いします
平成13年度募集の概要は、以下のホームページでもご覧いただけます。
http://giken.tksc.nasda.go.jp/Venture/index.html
また、平成12年度研究成果概要も順次掲載していきます。
賞 | 受賞した研究テーマ | 研究概要 | 受賞社 | 都道 府県 |
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宇宙ベンチャー 大賞 (戦略研究) |
超耐熱材料 SiNBCセラミックの開発 | 高温環境下で熱安定性が高いセラミックス系素材を用いて宇宙開発用耐熱材料の適用性を検討。分子設計から材料の試作・試験までを行った。綿密な計画に基づき、宇宙応用化が十分見込めるレベルの研究を行った。 | (株)化研 | 茨城県 |
宇宙ベンチャー 優秀賞 (芽だし調査研究) |
板厚方向に高熱伝導率を有する炭素繊維複合材料の開発 | 同社のもつ炭素繊維複合材料技術にダイヤモンド状複合幕を複合することにより板厚方向にも高熱伝導率を有する人工衛星用複合材料部材の開発の可能性を検討。板厚方向の熱伝導度を従来に比べて10倍以上向上させるめどを得た。 | サカセ・アドテック(株) | 福井県 |
宇宙ベンチャー 審査員特別賞 (戦略研究) |
衛星監視用グラフィックディスプレイの開発 (視覚障害者用) |
パソコン図面情報(文字だけでなく、複雑な図形・動画など)を手で触って確認できるようにすることで、視覚に障害を持つ人がより容易に衛星運用などの高度な研究に参加できるようにすることを意図して実施。 | ケージーエス(株) | 埼玉県 |
宇宙ベンチャー 審査員特別賞 (芽だし調査研究) |
軽量陶材による宇宙空間での居住環境の向上 | 研究者が提案した陶材「カルー陶」は極めて比重の小さい軽量陶材である。本研究は宇宙ステーションでの陶器の利用というユニークなテーマであり、研究者の熱意と日本の伝統工芸を宇宙文化に生かそうとする独創的発想が秀でている。 | (株)河合紀陶房 | 京都府 |
1. 制度の目的及び概要宇宙開発ベンチャー・ハイテク開発制度(以下「制度」といいます)は、中小ベンチャー企業が持っている魅力的なアイディアやユニークな技術を宇宙開発に応用することを目的としており、次の2つを柱としています。
2. 研究の募集について(1)研究の実施形態
(2)募集分野次の7分野に関連する技術に関する研究開発課題とします。(別添2)
上記7分野以外でも宇宙開発に役立つと思われる研究テーマでNASDAとの共同研究の見込みがたつものについても応募が可能です。詳しくは宇宙ベンチャー室にご相談下さい。 (3)応募の資格
(4)事業団が負担する経費
(5)応募に必要な書類研究の概要や会社の概要が分かる資料をご提出いただきます。詳細については、改めてご案内します。 (6)受付期間
平成13年4月2日(月)〜平成13年6月29日(金) (当日消印有効) (7)テーマの採択
(8)研究の実施期間採択の通知があったときから平成14年2月末日までとします。即ち、
(9)研究成果の取扱いについて
(10)研究実施期間中の支援など
3. お問い合わせ先
応募用紙のご請求などのお問い合わせは、次のとおりです。
なお、お問い合わせは、書面(e-mailかFAX)でお願いします。 |
ベンチャー企業と宇宙開発事業団との架け橋となることを目指して、引き続き、宇宙ベンチャー室を筑波宇宙センターに設置します。 1. 業務概要宇宙ベンチャー室は、次の業務を行います。
2. 場所及び開設時間
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