宇宙開発事業団
本日開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。
標準型H-IIAロケットの最も基本的な形態により、静止トランスファ軌道への飛行を行い、その機能・性能を実証するためのデータを取得すること(飛行実証)。
H-IIAロケット試験機1号機(H-IIA・F1)は、平成13年8月29日16時00分00秒(日本標準時)に種子島宇宙センター大崎吉信射点(LP1)より打ち上げた。
その後、予定された飛行経路を順調に飛行し、リフトオフから約40分後にレーザ測距装置(LRE)を静止トランスファ軌道に投入した。また飛行中の技術データを取得し、これを評価し試験機2号機への課題を抽出した。
ロケットの総合的性能である軌道投入精度についても所期の目標を十分に満足する結果を得た。