プレスリリース

このプレスリリースは宇宙開発事業団(NASDA)が発行しました

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平成13年度 宇宙開発ベンチャー・ハイテク開発制度の研究テーマについて

平成13年9月5日

宇宙開発事業団

 宇宙開発事業団は、平成13年度の「宇宙開発ベンチャー・ハイテク開発制度」の研究テーマとして、以下のとおり15件を採択しましたのでお知らせします。

<戦略研究テーマ:4件>

番号 研究テーマ名 提案社名 都道府県名
1 超耐熱材料SiNBCセラミックスの宇宙材料への応用 (株)化研  茨城県
2 軽量TiBNセラミック多孔質材料の開発・応用 クラスターテクノロジー(株) 大阪府
3 超音波振動を利用した非磁性型アクチュエータの宇宙仕様化と宇宙応用に関する研究 (株)新生工業 東京都
4 集積化加速度計・ジャイロによるマイクロセンサコミュニケーションシステムの開発 (株)大日電子 大阪府

<芽だし調査研究テーマ:11件>

番号 研究テーマ名 提案社名 都道府県名
1 酸化チタン光触媒材料「TitanystarR」を利用した有人施設等の環境浄化 (有)イールド 京都府
2 宇宙ステーション居住空間の騒音低減 (株)ファルコンテクノロジー 東京都
3 ポーラス技術による熱制御材料の開発 (株)三木製作所 大阪府
4 小型可撓性位置検出器 (株)リベックス 京都府
5 誘電体アンテナの宇宙技術応用に関する研究 アーベル・システムズ(株) 京都府
6 チームワークで挑戦しよう「ぼくらはロケットエンジニア」 (株)テクノブレイン 京都府
7 蛋白質の結晶成長用MEMSデバイスの開発 プロテインウエーブ(株) 京都府
8 極低温複合材圧力容器の漏れ防止対策 (株)日本モールドシステム 埼玉県
9 ロボット等制御パイロットシステム開発 中部コンピューター(株) 岐阜県
10 多チャンネルワイヤレス計測システムの開発 (株)アドニクス 東京都
11 AR応用による作業支援パイロットシステムの研究 (株)ソリッドレイ研究所 神奈川県



宇宙開発ベンチャー・ハイテク開発制度の概要について

(1)目的

中小ベンチャー企業が持っている魅力的なアイディアやユニークな技術を宇宙開発に応用すること

(2)平成13年度の応募、採択状況

応募テーマ計45件(戦略研究22件、芽だし調査研究23件)
採択テーマ計15件(戦略研究 4件、芽だし調査研究11件)

(3)研究形態

宇宙開発事業団と中小ベンチャー企業との共同研究

(4)研究テーマ募集期間(平成13年度)

平成13年4月2日〜同年6月29日

(5)募集分野(平成13年度)

1234567
ロボティクス マイクロマシン技術 宇宙材料技術 熱制御材料・加工技術 計測技術 流体技術 IT
(これ以外にも宇宙応用化に資すると思われる研究のうち宇宙開発事業団との共同研究の見込みがたつものも応募可能。)

(6)研究区分

 宇宙開発事業団が1テーマあたり数千万円を負担する戦略研究と、100万円程度を負担する芽だし調査研究の2種類

(7)研究の実施期間

平成14年2月末日まで

(8)研究成果の取り扱い

 宇宙開発事業団、ベンチャー企業の共有とし、貢献度に応じて持ち分を決定する。なお、平成12年度は4件を特許出願した。

(9)その他

ア) 前金支払、研究資材の調達などにより、ベンチャー企業を側面から支援。
イ) 研究テーマ募集にあたっては、交流会(事業説明会)を開催したほか、ポスター・チラシやホームページを用いてPR活動実施。