宇宙開発事業団
本日開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。
統合地球観測戦略(IGOS)の推進を目的として第7回IGOS-P会合と、それに先立ちIGOS の宇宙部分の計画について調整するための第9回地球観測衛星委員会(CEOS)戦略実施チーム(SIT)会合が開催されたので、その結果について報告する。
(1) | CEOSは、宇宙からの地球観測活動の国際調整とともに、地球観測システムの補完性・整合性を調整する宇宙機関の組織として1984年に設立。 |
(2) | IGOS-Pは、CEOSによる宇宙からの全球観測と、国際研究グループ等による地上観測システムの計画調整を行うため、CEOSの他、関係国際機関が1998年設立。 |
(3) | CEOSは年1回の本会合を、IGOSは年2回のIGOS-P会合を参加機関が持ち回りで開催しており、日本では前回は1993年に筑波にて開催した。 |
(4) | 今回のCEOS議長職は、昨年11月の第14回CEOS本会合において、INPE(ブラジル国立宇宙研究所)よりMEXT/NASDAが引き継いだ。なお、IGOS-P議長職は、今年6月の第7回IGOS-P会合終了時にIOC-UNESCO(政府間海洋学委員会-国連教育科学文化機関)よりNASDAが引き継いだ。両議長職とも、2001年11月の京都本会合終了時まで就任する。 |
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(2) | 出席: SIT 会合は、NASDA 古濱理事、NOAA ウイティ環境衛星局長、EUMETSAT ムーア長官他NASA、ESA、CNES、INPE、CASTの宇宙機関代表約40名が参加。 IGOS-P会合は、宇宙機関に加えて全球観測システム(GCOS、GOOS、GTOS)、全球観測システムのスポンサー機関(FAO、ICSU、IOC、UNEP、UNESCO、WMO)、地球変動研究計画と研究基金機関(WCRP、IGBP、IGFA)の代表約60名が参加。 |
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(3) | 結果要旨 主な結果は以下の通り。
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(1) | 11月の第15回CEOS本会合及び第8回IGOS-P会合に向けて、CEOS機関及びIGOS-P機関と協力してIGOSの各テーマの進捗を促進する。 |
(2) | 今後の予定 ・IGOS 関係省庁連絡会の開催 (7月) ・IGOS 国内委員会の開催 (7月) ・第1回全球炭素循環ワークショップの開催 (9月、東京) ・第15回CEOS本会合及び第8回IGOS-P会合の開催 (11月、京都) |