プレスリリース

このプレスリリースは宇宙開発事業団(NASDA)が発行しました

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統合地球観測戦略(IGOS)オープンセッションの開催について

平成13年10月19日

文部科学省
宇宙開発事業団

p> 標記会合を、下記のとおり開催いたしますので、ご案内申し上げます。

 地球環境問題の解決のためには、地球環境の現状や変動のプロセスを理解することがかつてないほど重要となっています。こうした理解をすすめるため、全地球規模の観測によって、研究に必要なデータを十分に収集しなければなりません。

 このためには、世界規模の国際協力が不可欠となっており、1998年、各国の宇宙機関、観測に関わる国際機関や研究プログラムが集い、宇宙と地上における観測を統合し戦略的に実施するため、「統合地球観測戦略(IGOS)パートナーシップ」が設立されました。

 この度、第8回IGOS総会を、宇宙開発事業団古濱洋治衛星総合システム本部長を議長として日本で開催することとしており、併せて、本オープンセッションを開催致します。

 本セッションは、IGOSパートナーシップとして初めての試みであり、「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)をはじめ、観測に関わる主要な国際機関、研究プログラム及び宇宙機関の責任者が集い、海洋、炭素循環、大気化学等の課題解明のため、どのように全地球規模の観測を行うか、行動計画を報告します。また、気候変動問題、環境問題に取り組むため、どのように世界が全地球規模の観測を実現していくべきか、議論します。

 一般の方々及び報道関係者の方々もふるって参加いただけるようお願い致します。

 なお、パネリスト等に対する取材のご希望がある場合は個別に調整を致しますのでご要望があればご連絡ください。

1.開催日時 平成13年11月7日(水) 13:30〜16:30
2.場所 京都国際会館 (京都市左京区宝ヶ池) 会議場B2
3.プログラム
(1) 基調講演
IPCCのIGOSへの期待 ポール・メイソン博士
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)/
 全球気候観測システム(GCOS)運営委員会議長
統合地球観測の必要性 ティルマン・ムーア博士
欧州気象衛星機関(EUMETSAT)長官
(2) IGOSテーマの現状説明
海洋テーマ ガッサム・アスラー博士
   米国航空宇宙局(NASA)地球科学局長
炭素循環テーマ ベリアン・ムーア3世博士
国際地球圏生物圏研究計画(IGBP)
 科学委員会議長
大気化学テーマ (未定世界気象機関(WMO)代表)
(3) パネル・ディスカッション
パネリスト(ポール・メイソン、ティルマン・ムーア、ガッサム・アスラー、ベリアン・ムーア)、小川利紘(宇宙開発事業団地球観測研究センター研究ディレクター、東京大学名誉教授)、司会(スティーブン・ブリッグズ(欧州宇宙機関(ESA))
【英→日の同時通訳がございます】
なお、議事には、今後多少の変更の可能性があることをご了承下さい。
4.参加申込方法 別紙2 (PDF 68KB)の申込用紙をFAX(03-5401-8702/8703)又はEメールにて返信下さい。



統合地球観測戦略(IGOS)
パートナーシップ

http://www.igospartners.org/

宇宙及び地上観測システムの計画を調和する国際的・総合的な枠組み

IGOSパートナーシップ加盟メンバー

地球観測衛星委員会(CEOS)
全球気候観測システム(GCOS)
全球陸域観測システム(GTOS)
全球海洋観測システム(GOOS)
世界気候研究計画(WCRP)
国際地圏・生物圏研究
 プログラム(IGBP)
国際科学会議(ICSU)
国連環境計画(UNEP)
国連教育科学文化機関 
 (UNESCO)
政府間海洋委員会-国連教育
 科学文化機関
 (IOC-UNESCO)
国連食料農業機関(FAO)
世界気象機関(WMO)