プレスリリース

このプレスリリースは宇宙開発事業団(NASDA)が発行しました

プリント

H-IIAロケット試験機1号機レーザ測距装置(LRE)の観測状況について

平成13年9月6日

宇宙開発事業団

 宇宙開発事業団は、平成13年8月29日16時00分(日本標準時)に種子島宇宙センターから打ち上げたH-IIAロケット試験機1号機に搭載した性能確認用ペイロード(VEP-2)の一部であるレーザ測距装置(LRE)の観測を継続しています。
 現在までのところ、レーザによるLREの観測には至っておりませんが、海外の電波レーダ(ドイツ応用物理学研究所:FGAN)および国内の光学観測(美星スペースガードセンター:岡山県美星町)で、LREの観測に成功しましたのでお知らせします。

FGAN、美星スペースガードセンター観測データによるLRE軌道データ
遠地点高度 36,205.3 Km
近地点高度 253.0 Km
軌道傾斜角 28.5
(観測時間が短かったため、精度は十分ではありません。)

 引き続き、LREの観測を継続し、より高精度のデータ取得及び評価を実施します。

美星スペースガードセンター提供画像

黄色い線の間にある点がLRE



平成13年9月4日 午前4時44分(日本時間) 撮影

「美星スペースガードセンター」は、(財)日本宇宙フォーラムの所有施設です。本画像は、宇宙開発事業団の観測要求に基づき、日本スペースガード協会が、同施設で観測したものです。