プレスリリース

このプレスリリースは宇宙開発事業団(NASDA)が発行しました

プリント

ADEOS-II/H-IIA F4の打上げ結果について(速報)

平成14年12月18日

宇宙開発事業団

本日開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。

H-IIAロケット4号機の結果概要

  • H-IIAロケット4号機を種子島宇宙センター吉信射点(LP1)から平成14年12月14日(土)午前10時31分00秒(日本標準時)に打ち上げた。

  • H-IIAロケット4号機は予定された飛行経路を順調に飛行し、リフトオフから16分32秒後にADEOS-IIを所定の軌道に投入。

  • その後、3基のピギーバックペイロード(小型副衛星)を正常に分離した。



H-IIAロケット4号機打上げシーケンス

イベント計画値実績値
リフトオフ
固体ロケットブースタ分離
衛星フェアリング分離
第1段エンジン燃焼停止
第1段・第2段分離
第2段エンジン燃焼開始
第2段エンジン燃焼停止
ADEOS-II分離
FedSat分離
WEOS分離
μ-LabSat分離
分  秒
1分48秒
4分20秒
6分35秒
6分43秒
6分49秒
15分38秒
16分28秒
30分55秒
32分40秒
34分30秒
分  秒
1分49秒
4分24秒
6分38秒
6分46秒
6分52秒
15分41秒
16分32秒
30分59秒
32分44秒
34分34秒
※ 計画値:実測データ等に基づく予測値
  実績値:打上げ後のデータ評価を反映した値



飛 行 経 路



試験機及び3号機の反映事項への対策結果

まとめ

  • 「みどりII」(ADEOS-II)を所定の軌道に投入した。

  • これまでの評価の結果、各コンポーネントにおける機能・性能が良好であることを確認した。

  • 今後、飛行データの詳細な評価を実施する。