宇宙開発事業団
本日開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。
3号機打上げ軌道 | USERS軌道投入時 | DRTS軌道投入時 |
遠地点高度 | 450km | 36,206km |
近地点高度 | 450km | 450km |
軌道傾斜角 | 30.4度 | 28.5度 |
■機体搭載のCCDカメラによる画像
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データ中継技術衛星(DRTS)は、静止軌道上に配備され、中〜低高度(約300〜1,000 km)を周回する衛星等と地上局との通信を中継する通信衛星。地上局のみで周回衛星等と直接通信するためには数多くの地上局が必要となるが、静止軌道上に配置されたDRTSを用いると、通信対象となる周回衛星等の飛行領域の内、約60%を中継範囲に収めることが可能となる。(DRTSはData Relay Test Satelliteの略)
データ中継衛星の通信概念図 |
地上局との直接通信 |
DRTSで中継した場合 通信範囲の拡大図 |
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軌道上外観図 |
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【USERSの目的】
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寸法 | : | 3.5m(高さ)×15.5m(全長:太陽電池パドル展開時) |
質量 | : | 約1,700kg |
REM実験機器 | : | 超電導材料製造実験装置、再突入飛行環境光学計測装置 |
運用期間 | : | 約2.5年間(REMは約8.5ヶ月) |
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