プレスリリース

このプレスリリースは宇宙開発事業団(NASDA)が発行しました

プリント

H-IIAロケット試験機2号機打上げ整備作業状況(その2)
(平成14年1月9日〜平成14年1月15日)

平成14年1月16日

宇宙開発事業団

本日開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。

1. 報告事項

 H-IIAロケット試験機2号機の打上げ整備作業状況について報告する。

2. 打上げ整備作業全体スケジュール

 全体スケジュールを図-1に示す。15日に予定していた極低温点検について、当日の天候が悪く落雷の恐れがあるため17日に延期した。

3. 主要作業実績(1月9日〜1月15日)

(1) 射座据付後機体点検
 電気系点検(12月27日〜1月10日)
(テレメータ点検、姿勢制御系点検、GPSR点検、電池点検、フライトシミュレーション他)
1/2段推進系点検(12月27日〜1月10日)
(タンク・配管類の漏洩点検、残留水分点検、油圧系点検他)

(2) 極低温点検
9日より極低温前準備作業を開始、電気系/機構系準備、推進系準備、射座/貯蔵所系設備点検、極低温点検前シーケンス点検を実施。
14日に機体を射座に移動した。その後、発雷の可能性が発生したため、15日に機体を大型ロケット組立棟(VAB)に戻し、本日再度射座へ移動した。

(3) MDS-1
9日に衛星分離部とMDS-1を結合。10日に衛星搭載アダプタとMDS-1を結合、衛星分離用火工品の取付を実施。11日MDS-1を下部フェアリングに収納した。
MDS-1については引き続き衛星モニタ、バッテリ補充電を実施。

(4) DASH
12日衛星フェアリング組立棟(SFA)での保管解除、下部フェアリングへの結合を実施。13日に上部、下部フェアリングの結合を行った。

4. 今週,来週の主要作業予定

(1) 17日に極低温点検を実施し、結果等を踏まえて打上げ日を再設定
(2) 衛星フェアリング(MDS-1/DASH搭載済み)、機体結合
(3) MDS-1について補充電、衛星モニタを引き続き実施。


H-IIAロケット試験機2号機打上げ整備作業全体スケジュール (PDF122K)



打上げ整備作業状況




MDS-1/衛星分離部結合(1/9)

MDS-1/衛星搭載アダプタ結合(1/10)

MDS-1/下部フェアリング収納(1/11)

MDS-1/下部フェアリング収納(1/11)

DASH/下部フェアリング結合(1/12)

上部/下部フェアリング結合(1/13)

第2段上部カバー取付(1/12)

SRB-A保護カバー取り外し(1/13)

VAB前面扉開放(1/14)

機体移動(1/14)

機体移動(1/14)

機体移動(1/14)