宇宙開発事業団
本日開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。
平成14年10月15日にNASAジョンソン宇宙センターにおいて、国際宇宙ステーション(ISS)の 組立スケジュールについて協議を行い、添付1の通り合意した。また、主な組立スケジュールの変更は添付2の通り。
注) | ISSの組立スケジュールは、2000年8月に組立完了までのスケジュール(F改訂)が合意されたが、その後は米国のISS計画見直しにより組立完了までのフライトが確定できず、米国のノード2打上げまでのスケジュールのみを暫定的に更新してきた。今回も組立完了までのスケジュールを確定することはできないが、日本の実験棟「きぼう」の打上げを含むノード2以降のフライトについて、各国が合意できるスケジュールの更新を行った。 |
平成14年10月8日(日本時間)、スペースシャトル・アトランティス号(STS-112/9Aミッション)が打上げられ、太陽電池パドル等を取り付ける土台となるS1(エスワン)トラスを組み立て、10月19日に帰還した。次は、10月28日にソユーズ宇宙船の交代を予定している。なお、最新のISSのコンフィギュレーションは添付3の通り。
期日 | フライト番号 | 主な打上げ要素 |
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2002年11月 | 11A | P1トラス |
2003年 3月以降 | ULF1 | 利用補給フライト (※) |
5月 | 12A | P3/4トラス、太陽電池パネル |
7月 | 12A.1 | P5トラス、補給艤装フライト |
10月 | 13A | S3/4トラス、太陽電池パネル |
11月以降 | 13A.1 | 補給艤装フライト |
2004年 1月 | 15A | S6トラス、太陽電池パネル |
2月 | 10A | ノード2 |
7月 | ULF2 | 利用補給フライト |
9月 | ATV1 | 欧州輸送機 |
10月 | 1E | 欧州実験棟 |
2005年 1月 | UF-3 | 補給艤装フライト |
4月 | UF-4 | カナダ特殊目的マニピュレータ |
7月 | UF-5 | 補給艤装フライト |
10月 | UF-4.1 | 補給艤装フライト |
2006年 1月 | UF-6 | 補給艤装フライト |
3月 | 1J/A | 「きぼう」船内保管室 |
7月 | 1J | 「きぼう」船内実験室、「きぼう」ロボットアーム |
10月 | ULF3 | 利用補給フライト |
11月 | 3R | 汎用ドッキングモジュール |
2007年 1月 | 9A.1 | 多目的モジュール、科学電力プラットフォーム |
4月 | UF-7 | 生命科学実験施設(セントリフュージ) |
6月 | 2J/A | 「きぼう」船外実験プラットフォーム、「きぼう」船外パレット |
11月 | ULF5 | 利用補給フライト |
11月 | HTV-1 | 宇宙ステーション補給機(HTV)技術実証機 |
2008年 1月 | 14A | キューポラ |
※ 野口宇宙飛行士搭乗フライト |
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![]() ISS最終コンフュギュレーション(予想図) |