宇宙開発事業団
宇宙開発事業団は、データ中継技術衛星「こだま」の第3回アポジエンジン噴射を、9月13日10時26分(日本標準時、以下同じ)に筑波宇宙センターからのコマンドにより実施しました。
衛星からのテレメトリデータにより、アポジエンジン(二液式)は、103秒間噴射したことを確認しました。
この結果、近地点高度約33,900kmの軌道に投入されました。これにより、アポジエンジンを用いた軌道変換を終了いたします。
この軌道は計画値より約1,900km低いことから、今後20Nスラスタ(一液式)を用いてドリフト軌道に投入する予定です。
現在衛星の状態は正常です。
なお、アポジエンジン噴射が103秒で終了したのは、酸化剤が枯渇したことによるものです。