プレスリリース

このプレスリリースは宇宙開発事業団(NASDA)が発行しました

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民生部品・コンポーネント実証衛星「つばさ」(MDS-1)の
マスト伸展運用結果及びクリティカルフェーズ終了について

平成14年2月6日

宇宙開発事業団

 宇宙開発事業団は、民生部品・コンポーネント実証衛星「つばさ」のマスト伸展運用を行い、2月6日午前1時52分(日本標準時、以下同じ)に磁力計マストが正常に伸展されたことを確認しました。

 なお、現在衛星の状態は正常です。

衛星は、これまでの運用をもってクリティカルフェーズを終了し、今後、初期機能確認フェーズに移行して搭載機器の機能確認試験を実施する予定です。

おわりに、ロケットの打上及び衛星の追跡管制実施にご協力いただきました関係各方面に深甚の謝意を表します。


(補足)
・マスト伸展運用 打上げ時保持されていた磁力計マストを伸展する運用。
・磁力計マスト 宇宙空間の磁場を計測する磁力計を先端に取りつけたマスト。磁力計が衛星本体の影響を受けるのを防ぐために、衛星本体から約3m伸展する構造となっている。