プレスリリース

このプレスリリースは宇宙開発事業団(NASDA)が発行しました

プリント

環境観測技術衛星「みどりII」(ADEOS-II)の軌道計算結果について

平成14年12月14日

宇宙開発事業団

 宇宙開発事業団は、平成14年12月14日10時31分(日本標準時、以下同じ。)に種子島宇宙センターから打ち上げた環境観測技術衛星「みどりII」が、所定の軌道に投入されたことを確認しました。
 軌道計算結果は次のとおりです。

 
計画値
遠地点高度 820Km (820Km)
近地点高度 803Km (803Km)
軌道傾斜角 98.7度 (98.7度)
周   期 101分 (101分)

 太陽電池パドルは、電力約6200W(計画値5700W以上)を発生していることが確認されました。

 なお、パドルは正常に機能していることは確認されておりますが、パドルの張力をモニタするデータの一部に規格を外れる事象があり、現在、データを評価しております。また、ミッション機器のひとつであるAMSRの信号処理の時刻タイミングに異常があったことを示す信号が見られましたので、引き続き状況をモニタしておりますが、送られてきた他のデータから見て、現在のところ、問題ないと判断しております。