宇宙開発事業団
本日開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。
ETS-VIII測位実験システム
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準天頂衛星を利用した高精度測位実験システム
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目的 | ・衛星測位システムの基盤技術を習得 | ・衛星測位システム基盤技術の高度化 ・準天頂衛星によるGPS補完・補強システム実用化に必要な技術開発及び軌道上実証 |
GPS補完 | ・静止軌道からのGPS補完基礎実験(GPSと異なる周波数帯を利用) | ・GPS近代化への対応(コード、周波数完全互換) ・準天頂軌道からのGPS補完の実証 |
GPS補強 | ・DGPS補正、インテグリティ監視の基礎実験(オフラインによる評価) | ・DGPS補正、VRS-RTK補正情報等の実証実験(実験ユーザへの補正情報提供) ・インテグリティ実証実験 |
高精度軌道決定技術 衛星群時刻管理技術 |
・測位信号による測距 -軌道決定精度、30m、 -時刻誤差 10ns ・校正用レーザー測距 ・Sバンド双方向通信時刻比較* |
・測位信号による測距 |
搭載原子時計 | ・セシウム原子時計(米国製) を搭載 | ・国産水素メーザー原子時計*等を搭載 |
備考 |
GPS補完・補強の実用システムとしてMTSATに搭載されるMSASがある。 *CRL担当 |