プレスリリース

このプレスリリースは宇宙開発事業団(NASDA)が発行しました

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「大気組成モニタリングへの衛星観測の貢献」シンポジウムの開催について

平成14年3月6日

宇宙開発事業団

 宇宙開発事業団(NASDA)並びに独立行政法人国立環境研究所では、大気組成モニタリングにおける衛星観測の有用性について各分野からの応用例の紹介をうけるとともに、ADEOS-II以降の大気組成観測ミッション(GCOM-A1等)に向けた議論を行うことを目的とし、「大気組成モニタリングへの衛星観測の貢献」を開催します。
 本シンポジウムをとおしてADEOS-II以降の大気組成モニタリングに関する衛星観測の貢献について理解を深めていただきたいと考えております。

(1)開催日
平成14年3月18日(月) 9:30〜17:30(予定)
(2)開催場所
芝パークホテル牡丹の間(東京都港区芝公園1-5-10 本館3階)  JR浜松町から徒歩10分
(3)主催機関
宇宙開発事業団、独立行政法人国立環境研究所
(4)後援(予定)
文部科学省、環境省、気象庁
(5)事務局
宇宙開発事業団 衛星総合システム本部 衛星プログラム推進部
TEL:03-3438-6334  FAX:03-5401-8702
(6)開催概要(別紙)
(7)参加費
シンポジウム:無料



「大気組成モニタリングへの衛星観測の貢献」シンポジウム
- GCOM-A1利用者フォーラム -
開催概要

1.目的

 本シンポジウムでは気候変動に関する国際的な枠組み条約に対する衛星データ利用の有用性について基調講演をいただきます。大気組成モニタリングにおいて、衛星による観測が重要な意味を占めるようになりつつあることをふまえて、NASDA及び国立環境研究所が、大気組成モニタリングにおける衛星観測の応用例、衛星モニタリング等の説明を行います。
 また大気化学分野において、衛星データを利用している機関または利用が見込まれる機関から、現状及び衛星データに対する期待について説明をしていただき、ADEOS-II以降の大気組成観測ミッション(GCOM-A1等)に向けた議論を行う予定です。

2.アジェンダ(講演者敬称略)

1)開会挨拶
    NASDA理事 古濱洋治
9:30〜9:40
2)ご挨拶
    文部科学省
    環境省
9:40〜9:50
3)基調講演
    「地球温暖化予測と観測」(仮題) 気象研究所気候研究部長 近藤洋輝
9:50〜10:30
-休憩- 10:30〜10:45
4)衛星による大気組成モニタリング
    ・大気組成観測 NASDA地球観測利用研究センター研究ディレクター 小川利紘
    ・広域大気汚染・オゾン観測 NASDA地球観測利用研究センター主任研究員 鈴木睦
    ・温室効果ガス・オゾン層大気微量成分の観測
     国立環境研究所成層圏オゾン層変動研究プロジェクト衛星観測研究チーム
     主任研究員 杉田考史
10:45〜11:45
5)ADEOS-II後継ミッションで期待される経済効果
    三菱総合研究所宇宙・地球管理研究部スペース総合研究チームリーダー 長山博幸
11:45〜12:00
-昼食- 12:00〜13:30
6)衛星モニタリングへの期待
    ・地球環境研究における衛星利用 国立環境研究所大気圏環境研究領域領域長 笹野泰弘
    ・東アジアの大気汚染と化学天気予報 地球フロンティア研究システム
     大気組成変動予測研究領域領域長 秋元肇
    ・気象のデータ同化への応用 気象庁観測部環境気象課全球大気監視調整官 佐々木徹
    ・オゾントレンド監視業務 気象庁観測部環境気象課オゾン層情報センター調査官 藤本敏文
    ・火山噴煙の監視と航空機の安全運行 筑波大学地球科学系助教授 田中博
13:30〜15:30
-休憩- 15:30〜15:45
7)衛星モニタリングへの期待
    ・有害紫外線の人への影響 国立がんセンター放射線研究部室長 宗像信生
    ・東アジアのSO2監視 電力中央研究所狛江研究所大気科学部上席研究員 小林博和
    ・陸域生態系による二酸化炭素の吸収量排出量の評価
     国立環境研究所大気圏環境研究領域大気物理研究室室長 神沢博
15:45〜17:15
8)まとめ
    NASDA地球観測利用研究センター研究ディレクター 小川利紘
17:15〜17:25
9)閉会挨拶
    国立環境研究所理事 浜田康敬
17:25〜17:30