プレスリリース

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月周回衛星SELENE(セレーネ)の愛称募集について

平成19年4月10日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成19年の夏に「月周回衛星 SELENE(セレーネ)」の打上げを予定しています。この衛星に対して広く皆さまに親しみを持っていただくため、人工衛星の愛称を募集しますのでお知らせいたします。

(参考)
 セレーネは、「月がどのように形成され、どのような変遷を経て現在に至っているか」の核心に迫る科学データを取得することを目標にしている衛星で、アポロ計画以来最大の月探査計画です。加えて、月周回軌道への投入や軌道姿勢制御などの技術実証も行います。取得された観測データは、将来の月利用に関する調査検討にも活用されます。このほか、セレーネの軌道上から月の地平線に昇ってくる美しい「地球の出」の撮影も計画しています。
 セレーネについてさらに詳しい情報はこちらをご覧ください。
 http://www.selene.jaxa.jp

【募集要領】
「月周回衛星 SELENE(セレーネ)」にふさわしい愛称をつけてください。

(参考) 別紙  主な衛星の愛称一覧

1.募集期間 平成19年4月11日(水)〜5月11日(金)
        (はがきの場合5月11日(金)消印有効)

2.応募方法 インターネットまたははがきで応募することができます。

  • インターネットによる応募
       https://www.selene-aisho.jp/

  • はがきによる応募
    必要事項を明記の上、次の宛先に郵送してください。 (宛先)
    〒100-0004
    東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル7階
    財団法人日本宇宙フォーラム内 セレーネ「愛称募集」事務局

    (必要事項)
    ・「月周回衛星 SELENE(セレーネ)」の愛称(ひらがな)
    ・お名前
    ・住所
    ・電話番号
    ・愛称をお考えになった理由(任意)
    ・性別(任意)
    ・年齢(任意)
*なお、応募いただきました個人情報につきましては、JAXAにて管理し、愛称募集の目的のみに使用します。法令などにより開示を求められた場合を除き、個人情報をご本人の同意を得ることなく募集業務に関与する者以外の第三者に開示することはありません。

3.選 考
JAXAで選考の上、愛称1点を決定いたします。選ばれた愛称については、当該愛称を提案いただいたご本人に6月上旬頃に通知するとともにJAXAホームページ等で皆さまにお知らせいたします。

4.選ばれた愛称ご提案者への特典
種子島宇宙センターでのセレーネ打上げ視察へペアでご招待(選定愛称ご提案者の中から抽選で1組2名様をご招待)。

*ご招待の当選者は、日本国内居住の方に限らせていただきます。また、ご招待期間は2泊3日を予定しています。旅程その他詳細につきましては、当選通知とあわせてお知らせいたします。

5.応募愛称の取り扱い
  • 応募者は、一切の権利(著作権法第27条及び第28条に定められる権利を含む)を無償にて主催者に譲渡するものとします。
  • 応募者は、応募愛称に関して著作者人格権を行使しないものとします。
  • 応募者は、応募にあたっては第三者の権利を侵害しないように十分に配慮してください。
  • 主催者が採用愛称を独占的に利用できるものとします。
  • 採用愛称はテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、書籍、パンフレット類など、主催者が、本事業の紹介や記録、宇宙利用、広報活動、宇宙教育等のために必要と判断する利用目的に利用できるものとします。


お問い合わせ先
〒100-0004
東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル7階
財団法人日本宇宙フォーラム内
セレーネ「愛称募集」事務局
selene_info@jsforum.or.jp
TEL:03-5200-1309(受付:平日9:15〜17:30)



別紙

主な衛星の愛称一覧

技術開発・試験衛星 通信放送衛星 地球観測衛星 地球周辺観測衛星 月・惑星探査機 天文観測衛星
おおすみ さくら うめ しんせい すいせい たいよう
たんせい ゆり ひまわり でんぱ ひてん はくちょう
きく あやめ あじさい きょっこう はごろも ひのとり
さきがけ さくら もも じきけん のぞみ てんま
じんだい ふじ ふよう おおぞら はやぶさ ぎんが
おりづる *かけはし *みどり あけぼの   *ようこう
みょうじょう こだま *だいち     あすか
りゅうせい きらり       はるか
*おりひめ・ひこぼし         すざく
つばさ         あかり
れいめい         ひので


*は一般公募によるもの
は現在運用中の衛星


衛星の目的と愛称例
  • おりひめ・ひこぼし 技術試験衛星VII型(ETS-VII)
    2機の衛星から構成され、将来の宇宙活動において必要なランデブ・ドッキング技術や宇宙用ロボット技術を習得することを目的とした衛星。

  • かけはし 通信放送技術衛星(COMETS)
    静止軌道上の中継衛星を経由して、低高度の周回軌道上にある観測衛星などと、地上にある通信局との通信を中継する衛星間通信技術や、高度衛星放送技術及び高度移動体衛星通信技術の新技術などの実験・実証を行うことを目的とした衛星。

  • みどり 地球観測プラットフォーム衛星(ADEOS)
    地球の温暖化、オゾン層の破壊、熱帯雨林の減少、異常気象の発生等の環境変化に対応した全地球規模の観測データを取得し、国際協力による地球環境監視に役立てるとともに、将来型衛星の開発に必要な技術(プラットフォーム技術)と、地球観測などの衛星データの通信技術の開発などを目的とした衛星。

  • こだま データ中継技術衛星(DRTS)
    通信衛星の一種で、静止軌道上に配置され、中〜低高度(300〜1000キロメートル)を周回する宇宙機(衛星など)と地上局との通信を中継する衛星。

  • きらり 光衛星間通信実験衛星(OICETS)
    将来重要となる衛星同士のレーザー光による通信システムを軌道上で実験をすることを目的とした衛星。

  • だいち 陸域観測技術衛星(ALOS)
      地図作製、地域観測、災害状況把握、資源探査という4つのミッションをもち、高分解能の陸域観測データを全地球的規模で収集することを目的とした衛星。


宇宙航空研究開発機構 広報部
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FAX:03-6266-6910