理事長挨拶・定例会見

平成19年6月
平成19年5月 理事長定例記者会見 立川理事長の定例記者会見のトピックスをお伝えします。
日 時:平成19年6月7日(木)13:30-14:15
場 所:JAXA 東京プレゼンルーム

トピックス
・平成20年度夏期の相乗り小型副衛星候補の選定結果について
・「宇宙ステーション補給機(HTV)の詳細設計終了段階における安全対策」に関する
  宇宙開発委員会での調査審議の結果について
・平成19年度「世界トップレベル国際研究拠点形成促進プログラム」への応募について
・月周回衛星「SELENE」の愛称選考結果について
・準天頂衛星システムのプロジェクトについて
・月周回衛星「SELENE」の打上げについて
・パリ・エアショーについて
・「アジア協力推進室」の設置について

平成20年度夏期の相乗り小型副衛星候補の選定結果について

平成20年度に温室効果ガス観測技術衛星「GOSAT」と、相乗り小型副衛星の打上げを行います。このたび、その相乗り小型副衛星の選定を行いました。50cm級の衛星が2基、10〜30cm級の衛星が4基が選ばれました。今回の特徴は、大学のみならず民間企業などからも搭載の提案があったことです。選定結果からおわかりのように、東大阪宇宙開発協働組合や、ソラン株式会社、都立産業技術高等専門学校が入っております。今回は平成20年度分ですので、選定にもれたところも、着々と準備して頂くことによって、次回以降の打上げ機会での相乗りの検討対象となりますので、ご理解頂きたいと思います。


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「宇宙ステーション補給機(HTV)の詳細設計終了段階における安全対策」に関する宇宙開発委員会での調査審議の結果について

「宇宙ステーション補給機(HTV)の詳細設計終了段階における安全対策」について、宇宙開発委員会で審議をして頂き、了承を得ました。いよいよ宇宙ステーション補給機(HTV)の製造が開始致します。是非「きぼう」日本実験棟が打ち上がった後の物資補給に、役に立てたいと考えております。


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平成19年度「世界トップレベル国際研究拠点形成促進プログラム」への応募について

平成19年度の「世界トップレベル国際研究拠点形成促進プログラム」の公募がありました。JAXAもこれに応募致しました。応募総数は33件もあったそうです。勝ち残ることができるかどうか分かりませんが、我々としては、宇宙分野での思い切った国際拠点を日本で作ろうということを考えております。宇宙分野は、新しいイノベーションを作り出すわけですが、中でも先端的・国際的な研究をしたいと思い、提案を致しました。


月周回衛星「SELENE」の愛称選考結果について

昨日の宇宙開発委員会に報告致しましたが、月周回衛星「SELENE」の愛称募集の結果、「かぐや」に決定致しました。応募総数は11,595件という大変な数になりました。その中で1番多かったものが「かぐや」、2番目が「かぐやひめ」です。国民の意見がかなり一致したということではないかと思います。併せて「SELENE」の応援企業の公募を始めることに致しました。この機会に「SELENE」の打上げをもっと盛り上げるために、一般の会社にも、これを活用したキャンペーンを行って頂き、日本国民全体として「SELENE」の打上げを盛り上げて頂きたいと思っております。


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準天頂衛星システムのプロジェクトについて

準天頂衛星システムのプロジェクトが進んでおります。プロジェクトマネージャは宇宙利用推進本部の寺田 弘慈(テラダ コウジ)です。


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月周回衛星「SELENE」の打ち上げについて

月周回衛星「SELENE」の打ち上げについて、来週の宇宙開発委員会に報告を行う予定です。8月の打ち上げを想定しております。詳細は来週までお待ち頂きたいと思います。


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パリ・エアショーについて

6月18日から、パリでエアショー(International Paris Air Show)が開かれます。この機会に各国の宇宙機関長との会談を行いたいと思います。NASA(米国航空宇宙局 National Aeronautics and Space Administration)、ESA(欧州宇宙機関 European Space Agency) 、FSA(ロシア連邦宇宙庁 Federal Space Agency)、CNES(フランス国立宇宙研究センター Centre National d'Etudes spatiales)、DLR(ドイツ航空宇宙センター Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt)等と、今後の協力について話し合いたいと思っています。


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「アジア協力推進室」の設置について

7月1日から「アジア協力推進室」を設置致します。アジア向けに協力体制を明確にしていきたいと思っています。「センチネルアジア」によってアジア各国への防災・危機管理分野での協力を呼びかけ、多くの賛同も得ていますが、今後はより幅広く協力をしていきたいと考えています。この「アジア協力推進室」は、JAXA内の宇宙利用推進本部に設置致します。宇宙利用推進本部長のもとで、対応を行います。小型衛星の協力課題が出てくるのではないかと期待しております。


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