場所： 東京事務所プレゼンテーションルーム
司会： 広報部長 舘 和夫
・金星探査機「あかつき」と小型副衛星5基の打ち上げについて
・山崎宇宙飛行士の地球帰還後の帰国報告について
・野口宇宙飛行士の地球帰還について
・はやぶさの地球帰還について
・ベトナム副首相の筑波宇宙センター訪問
金星探査機「あかつき」と小型副衛星5基の打ち上げについて
金星探査機「あかつき」と小型副衛星5基を搭載したH-IIAロケット17号機が5月21日に打ち上げに成功しました。主衛星のあかつきは金星に向かっており、地球から25万キロ離れたところから地球を撮影しました。その他の状況や画像などは今後順次、報告していきます。
相乗りの副衛星の一つである小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」は、6月9日に2次展開が無事終了しました。今後、2次展開で取得した画像、また、分離カメラで少し離れたところから撮影した画像を提供していく予定です。
その他の相乗り衛星については、鹿児島大学衛星のKSAT及び創価大学のNegai☆は受信できているようです。それ以外の衛星は電波受信できていない状況のようですが、各機関受信に向けて努力されているようです。
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山崎宇宙飛行士の地球帰還後の帰国報告について
山崎宇宙飛行士がデブリーフィング後に帰国し、関係機関への表敬を行いました。今回は、総理大臣、宇宙開発担当大臣、文部科学大臣、少子化担当大臣、官房長官などへの表敬を実施しました。また、地元千葉県松戸市では歓迎セレモニーを実施していただきました。
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野口宇宙飛行士の地球帰還について
野口宇宙飛行士が、6月2日の概ね予定通りの時刻に無事に地球に帰還しました。国際宇宙ステーション（ISS）には161日間滞在しました。日本人での最長滞在記録になります。今回の野口飛行士の滞在期間中は、実験を42回（実験の組み合わせ見直しの結果、現在58回）実施しました。3日に1回の実験の割合です。また、子アームをはじめとするISSのシステム建設、ISSの運用に参画し、それぞれの任務を完了しました。
はやぶさの地球帰還について
6月5日に、帰還に一番重要である第3回軌道補正マヌーバ（TCM-3）も成功裏に終了し、また、6月9日には第4回軌道補正マヌーバ（TCM-4）も成功し、地球帰還への予定軌道に入りました。オーストラリアのウーメラの着陸予定地域に、6月13日に帰還する予定です。（6月13日予定どおり帰還した）
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ベトナム副首相の筑波宇宙センター訪問
5月19日にベトナムのグエン・ティエン・ニャン副首相が、筑波宇宙センターを訪問されました。ベトナムでも宇宙機関が新設され、今後ベトナム政府一丸となって、宇宙開発に関心を持って進めていく予定とのことです。
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今後の予定について
・小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルの地球帰還 6月13日（日）＠豪州ウーメラ地域
・山崎宇宙飛行士とSTS-131クルーメンバーが日本を訪問し、各種技術報告他、帰国講演会を予定 6月30日＠メルパルク東京、7月1日＠相模原
・JAXAシンポジウム2010 7月8日（木）有楽町朝日ホール18:30〜
・H-IIAロケット18号機／準天頂衛星「みちびき」打ち上げ 8月2日 22:54打ち上げ予定＠種子島宇宙センター