1.H-IIAロケット21号機による「しずく・KOMPSAT-3」の打ち上げ準備状況について
2.国際宇宙ステーション(ISS)関係
3.平成24年度第1回「オープンラボ公募」の選定結果について
4.宇宙科学関係
5.寄附金について
6.シンポジウム及びタウンミーティングなど
7.今後の予定
H-IIAロケット21号機による第一期水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W1)及び韓国多目的実用衛星3号機(KOMPSAT-3)の打ち上げ準備状況がいよいよ最終段階に入りました。これまで順調に作業が進んでおり、5月10日の宇宙開発委員会に報告しました。当初の計画通り、打ち上げは平成24年5月18日(金)午前1時39分〜1時42分(日本時間)を予定しています。
(1)星出宇宙飛行士(第32次/33次長期滞在クルー)が搭乗予定のロシアソユーズ宇宙船(31S)ですが、打ち上げ目標日が7月15日(日本時間)に決まりました。バイコヌール宇宙基地(カザフスタン共和国)より打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)に約4か月間滞在する予定です。
(2)プログレス補給船(47P)を搭載したソユーズ宇宙船が、4月20日(日本時間)にバイコヌール宇宙基地より打ち上げられました。プログレス補給船(47P)は順調に飛行し、4月22日に国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングに成功しました。
(3)第29次/第30次長期滞在クルー(ダニエル・バーバンク、アントン・シュカプレロフ、アナトリー・イヴァニシン宇宙飛行士)を乗せたソユーズ宇宙船(28S)は、4月27日(日本時間)に、カザフスタン共和国に無事着陸しました。
(4)国際宇宙ステーション計画(ISS)のこれまでの成果と今後の展望について話し合う「ISS Symposium 2012」が、5月2日〜4日の期間ドイツ、ベルリンにて開催されました(※欧州宇宙機関(ESA)、ドイツ航空宇宙センター(DLR)主催)。ISS参加宇宙機関の代表は、国際宇宙ステーション(ISS)の利用成果などについて活発な意見を交わしました。
(5)「きぼう」日本実験棟における文化・人文社会科学パイロットミッション(第2期)活動報告会〜芸術表現が魅せる「宇宙」の可能性〜を、4月13日にインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京都港区)で開催しました。
平成24年度第1回オープンラボの公募にご応募いただいた提案について審査を行い、応募総数19件のうち2件の採用を決定しました。
太陽観測衛星「ひので」は、 太陽極域の磁場の極性が通常より早く反転しつつあることを世界で初めて捉えました。(4/19発表)
インターネット等からのJAXAへの寄付金額が5月11日時点で19,746,000円となりました。国民の皆様の宇宙に対する関心の高さ、寄付金に対する多くの方からのご賛同について大変ありがたく思います。小惑星探査機「はやぶさ2」への寄付金額が全体の約半分と特に高い関心をいただいておりますが、我々としましても同プロジェクトの着実な実現に向けて計画を進めて参りたいと思います。宇宙航空研究開発の更なる発展のために、引き続きご支援をお願いします。
国民の皆さまからのご理解とご支援を得るため、各地でシンポジウムや施設公開等を開催しました。