宇宙航空研究開発機構
近年、世界の宇宙開発において月を目指す機運が高まっています。欧州宇宙機関は2003年9月に初の月探査衛星「SMART-1」を打上げたほか、中国は独自の月探査「嫦娥(じょうが)」計画を発表し、インドも正式に月探査の実施を表明しています。米国では、太陽系探査長期計画において月サンプルリターン計画が有力な候補の一つとなっています。
我が国は、月の内部構造探査を目指す「LUNAR-A」計画、月極軌道を使った月のグローバル・マッピングを行う「SELENE」計画を進めており、「月の科学」、「月での科学」、「月からの科学」について、21世紀における世界の月研究の基準となるデータ・ベースを提供しようとしています。
このような背景のもとに、世界及び我が国の月探査計画の最新状況や将来計画を紹介するとともに、月の探査、月面活動が人類にもたらす新たな可能性について、科学技術、経済、社会、文化等の多様な視点からパネル討論を行い、月探査の意義と必要性について議論することを目的にシンポジウムを開催いたします。
記
10:00 10:00 -10:05 10:05 -10:40 |
開会 開会挨拶 山之内秀一郎 宇宙航空研究開発機構理事長 基調講演 「日本における月探査と将来展望」 五代富文 元宇宙開発委員会委員 |
■第1部「世界の月探査計画と将来戦略」 (10:40-12:20) ◇「将来の有人/無人月探査戦略と宇宙インフラストラクチャー」(米航空宇宙局:NASA) ◇「ESAのオーロラプログラムと月探査構想」(欧州宇宙機関:ESA) ◇「インドの月探査構想」(インド宇宙研究機関:ISRO) ◇「中国の月探査構想」(中国科学院:CAS) (以上英語同時通訳) |
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12:20 - 13:30 | (昼食) |
■第2部「日本における月探査の取組み ― 過去・現在・未来」 (13:30-14:40) ◇「日本が進める月探査計画」 |
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14:40 - 15:00 | (コーヒーブレイク) |
■第3部パネルディスカッション(15:00 - 17:00) 「今なぜ再び月を目指すのか − 日本の選択は?」
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17:00 | 閉会 |
宇宙航空研究開発機構 広報部
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