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「開発基本問題に係る外部諮問委員会」の設置について

平成16年6月21日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構は、環境観測技術衛星「みどりII」及びH−IIAロケット6号機等の一連の事故・トラブルを踏まえ、開発基本問題検討委員会を設置するなど、人工衛星及びその打上げ用ロケットのより確実な開発・打上げ・運用を実現するための具体的方策・体制に向けた基本的考え方について検討を行っているところです。
 今般この一環として、国内外の宇宙関係組織の運営の経験を有する有識者にご参集いただき、中長期的視点での助言をいただくため、「開発基本問題に係る外部諮問委員会」(概要別紙)を設置することとしましたのでお知らせします。
 本委員会においては、平成17年3月までに報告書をまとめていただく予定としております。



別紙

1. 本諮問委員会の目的

中長期的視点で、ロケット、人工衛星のより確実な開発、打上げ、運用を実現する方策について、国内外の専門家に、以下の観点から助言を仰ぐ。
(1)  より確実な宇宙ミッションの達成
(2)  宇宙技術基盤の徹底的な強化
(3)  効果的・効率的な開発体制の整備
(4)  その他上記に関連する事項



2. 委 員

米国及び欧州より、自国の宇宙開発機関において経営的立場からより確実なミッションの達成に向けて自ら改革に取り組まれた有識者と、わが国の宇宙開発機関の経営の経験を持つ有識者から構成する。

委員長 ダニエル・S・ゴールディン氏 米国 前NASA 長官
委員 ダニエル・R・マルビル氏 米国 元NASA 副長官補
  サミュエル・L・ベンネリ氏 米国 元NASA チーフテクノロジスト
  アラン・ベンスーソン氏 仏国 前CNES 総裁
  ヤン・バルデム・メニケン氏 独国 元DARA 長官
  西田篤弘氏 日本 元ISAS 所長
  谷口一郎氏 日本 三菱電機株式会社 会長


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