プレスリリース

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成層圏プラットフォーム定点滞空飛行試験の結果について

〜大型無人飛行船の遠隔・自動操縦による定点滞空飛行及びミッション試験に成功〜

平成17年1月27日

宇宙航空研究開発機構
情報通信研究機構

 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と独立行政法人 情報通信研究機構(NICT)は、成層圏プラットフォームの研究の一環として、平成16年7月から11月末にかけて「定点滞空飛行試験」を北海道大樹町の大樹実験場において行ってまいりました。
 本試験では遠隔・自動操縦による定点滞空飛行の成功を始めとして、所定の成果を収めることができ、その結果概要がまとまりましたのでお知らせいたします。


<概略>
1.目的
ア.飛行制御技術、運用技術、追跡管制技術の確認、実証
イ.通信・放送ミッション、地球観測ミッション試験の実施

2.飛行回数(低空での浮揚も含む)
8回

3.最高到達高度
約4,000m

4.主な成果
ア.世界で初めて大型無人飛行船の遠隔操縦、自動操縦による定点滞空を実施し、自律制御による機体制御技術を確立するとともに、遠隔操縦システム等の運用法を確立し、また追跡管制システムの機能・性能が実証された
イ.通信・放送ミッションでは無線局位置推定実験等、地球観測ミッションでは植生観測等の試験に成功した

5.その他 当試験の成果は2月23日〜24日にコクヨホールにて開催の第5回成層圏プラットフォームワークショップでも発表いたします。
URL:http://www.jsfws.info/spsw2005/index.html


<添付資料>(PDF 1.49MB)
資料1:定点滞空飛行試験について
資料2:定点滞空飛行試験の結果
資料3:ミッション試験の結果