プレスリリース

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ロシア・プログレス補給船
(国際宇宙ステーション(ISS)への補給ミッション(17P))
の打上げについて

平成17年3月1日

宇宙航空研究開発機構

 ロシア連邦宇宙局は、国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給を目的とした無人のプログレス補給船をソユーズロケットにより、日本時間3月1日(火)4時9分(現地時間3月1日(火)0時9分)、バイコヌール宇宙基地(カザフスタン共和国)から打ち上げました。なお、ISSとのドッキングは、日本時間3月3日(木)5時15分(現地時間3月3日(木)1時15分)の予定です。
 このプログレス補給船には、JAXAの高品質タンパク質結晶生成プロジェクトの第5回宇宙実験のタンパク質試料を搭載しています。なお、今回のタンパク質結晶試料の回収は、本年4月を予定しています。
 またプログレス補給船は、ISSに滞在している2名のクルーのための飲料水や酸素、食料、予備品などを補給する予定です。

備考: "17P"は、プログレス補給船による17回目の補給飛行を意味します。
参考リンク:
国際宇宙ステーションへの補給フライト 17P
タンパク質機能・構造解析のための高品質タンパク質結晶生成プロジェクトの実施について
高品質タンパク質結晶生成プロジェクト 第5回宇宙実験の実施について
詳細は別添資料参照のこと



高品質タンパク質結晶生成プロジェクト
第5回宇宙実験の概要



  • 打上げ: 平成17年3月1日(火) 4時9分(日本時間)
  • 打上げ時輸送手段: プログレス補給船(17P)
  • 帰還予定日: 平成17年4月25日(月)(予定)
  • 帰還時輸送手段: ソユーズ宇宙船(9S)
  • 実験実施場所: 国際宇宙ステーション(ロシアサービスモジュール)
  • 実験実施期間: 約2ヶ月間
  • 実験装置: タンパク質結晶生成装置 3式(42個の結晶生成用セルを搭載)、恒温槽(温度保持装置)
  • 利用機関と搭載タンパク質数:

    利用機関搭載タンパク質数(種類)
    理化学研究所 14
    タンパク3000プロジェクト大学拠点(6拠点) 9
    蛋白質構造解析コンソーシアム参加企業(3社) 3
    一般公募での応募機関(1社、1大学) 3
    より精密な構造解析のために搭載するタンパク質 5
    リファレンスタンパク質 2
      合計 36種類
  • 実験装置:


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