プレスリリース

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JAXA宇宙環境計測装置のCNES/Jason-2衛星への
搭載に係るCNESとの了解覚書の締結について

平成18年6月5日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、フランス国立宇宙研究センター(CNES)と、JAXA宇宙環境計測装置をCNESのJason-2衛星へ搭載する協力について定めた了解覚書(MOU:Memorandum of Understanding)を締結しました。
 署名式は、第25回宇宙技術および科学の国際シンポジウム(ISTS)開催中の金沢で執り行いました。本日14時30分から行った署名式には、JAXAの立川敬二理事長とCNESのヤニック・デスカタ理事長が臨みました。

 了解覚書における主な合意事項は以下のとおりです。

  1. JAXAは、宇宙環境計測装置として軽粒子観測装置(LPT)を開発し、2006年11月末にCNESに引き渡し、また、そのデータ処理等を行う。
  2. CNESは、Jason-2衛星及びCNESが分担するミッション機器を開発し、Jason-2衛星を運用する。
  3. Jason-2衛星の打上げは、2008年中旬に米国航空宇宙局(NASA)が行う。
参考1:Jason-2衛星について
参考2:JAXA宇宙環境計測装置について

関連情報(これまでの経緯等):
平成17年10月12日 宇宙開発委員会報告
「JAXA宇宙環境計測装置のCNES/Jason-2衛星への搭載について」
http://www.jaxa.jp/press/2005/10/20051012_sac_jason-2_j.html



<参考1:Jason-2衛星について>
ミッション:海洋観測衛星
軌道:高度1336km、傾斜角66度、太陽非同期
質量:約500kg
打上年度:2008年度中旬予定(Delta-2)
寿命:5年
Jason-2衛星外観図


<参考2:JAXA宇宙環境計測装置について>
名称:軽粒子観測装置(LPT)
質量:約7kg
消費電力:約15W
観測項目:電子、陽子、α線
LPT


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