プレスリリース

プリント

技術試験衛星VIII型「きく8号」の静止軌道投入について

平成19年1月9日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成18年12月18日15時32分(日本時間、以下同様)に種子島宇宙センターから打ち上げた技術試験衛星VIII型「きく8号」について、ドリフト軌道から静止軌道に投入するための軌道制御を、12月28日から実施してきました。
 最終の軌道制御を、1月8日19時59分から41秒間にわたり実施し、静止位置東経約146度の所定の静止軌道に投入したことを、その後の軌道計算により確認しました。
 軌道計算結果は、次のとおりです。

  決定値 ドリフト軌道決定値(12/25時点、参考)
遠地点高度 35,796km (35,971km)
近地点高度 35,776km (35,752km)
軌道傾斜角 0.12度 (0.17度)
周    期 23時間56分 (23時間59分)
ドリフト率 0.01度/日(東方向) (0.97度/日(西方向))

 なお、「きく8号」は現在、共同開発機関である情報通信研究機構(NICT)及び日本電信電話株式会社(NTT)と協力して搭載機器の初期機能確認を実施しており、4月下旬頃より通信実験等を開始する予定です。




宇宙航空研究開発機構 広報部
TEL:03-6266-6413〜6417
FAX:03-6266-6910