宇宙航空研究開発機構
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成18年12月18日15時32分(日本時間、以下同様)に種子島宇宙センターから打ち上げた技術試験衛星VIII型「きく8号」について、ドリフト軌道から静止軌道に投入するための軌道制御を、12月28日から実施してきました。
最終の軌道制御を、1月8日19時59分から41秒間にわたり実施し、静止位置東経約146度の所定の静止軌道に投入したことを、その後の軌道計算により確認しました。
軌道計算結果は、次のとおりです。
決定値 | ドリフト軌道決定値(12/25時点、参考) | |
遠地点高度 | 35,796km | (35,971km) |
近地点高度 | 35,776km | (35,752km) |
軌道傾斜角 | 0.12度 | (0.17度) |
周 期 | 23時間56分 | (23時間59分) |
ドリフト率 | 0.01度/日(東方向) | (0.97度/日(西方向)) |
なお、「きく8号」は現在、共同開発機関である情報通信研究機構(NICT)及び日本電信電話株式会社(NTT)と協力して搭載機器の初期機能確認を実施しており、4月下旬頃より通信実験等を開始する予定です。
宇宙航空研究開発機構 広報部
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