プレスリリース

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気球B50-50号機の気球部分の十和田湖周辺への降下について

平成19年8月30日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構は、平成19年8月30日午前6時2分に、平成19年度第2次大気球実験の2号機として、気球B50-50号機(※)を三陸大気球観測所より放球しましたが、気球実験終了後(9時15分)に計画どおり気球を破断させようとしたところ破断できず、この気球部分(直径約50m、ポリエチレン製)が海上から青森県方面へ流され、データ解析では、13時頃、十和田湖周辺の陸上に降下したものと思われます。
 なお、観測機器は、計画どおり気球から切り離し、三陸沖海上で回収致しました。

 当機構では、現在、関係機関と協力の上、気球部分の捜索に努力しております。
 今回の気球の降下に際しましては、関係機関及び関係の方々に多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
 調査状況や対応など随時お知らせ致します。


※気球B50-50号機の目的:自律制御降下システム性能試験及びスーパープレッシャー気球用燃料電池の実証フライト



(参考図)


気球の構成図