宇宙航空研究開発機構
月周回衛星「SELENE(かぐや)」は、平成20年7月23日18時30分ごろ、4基あるリアクションホイール(姿勢制御装置)のうち1基に不具合が生じたため、当該リアクションホイールを停止しました。現在、原因究明を行っています。
リアクションホイールは冗長構成となっているため、正常に作動している残り3基を使用して「かぐや」の姿勢は安定して制御されており、「かぐや」のミッション達成への影響はありません。
(不具合の発生に伴い、運用手順の見直しが必要なことから、高電圧が必要な観測機器は一時的に観測を停止しておりましたが、今後、手順の確認作業終了後、すみやかに観測を再開する予定です。)
※参考
月周回衛星「SELENE(かぐや)」は、平成19年9月14日にH-IIAロケット13号機により打上げられ、12月21日から定常観測を継続しております。