プレスリリース

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月周回衛星「SELENE(かぐや)」のリアクションホイール(姿勢制御装置)の
一部不具合について

平成20年7月25日

宇宙航空研究開発機構

 月周回衛星「SELENE(かぐや)」は、平成20年7月23日18時30分ごろ、4基あるリアクションホイール(姿勢制御装置)のうち1基に不具合が生じたため、当該リアクションホイールを停止しました。現在、原因究明を行っています。

 リアクションホイールは冗長構成となっているため、正常に作動している残り3基を使用して「かぐや」の姿勢は安定して制御されており、「かぐや」のミッション達成への影響はありません。
 (不具合の発生に伴い、運用手順の見直しが必要なことから、高電圧が必要な観測機器は一時的に観測を停止しておりましたが、今後、手順の確認作業終了後、すみやかに観測を再開する予定です。)


※参考
 月周回衛星「SELENE(かぐや)」は、平成19年9月14日にH-IIAロケット13号機により打上げられ、12月21日から定常観測を継続しております。