プレスリリース

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超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)によるE-Mail同時多重伝送実験
 「七夕・宇宙からの星空メッセージ」イベント実施結果について

平成21年7月8日

宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は、超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)の基本実験の一環として、「きずな」の大容量通信を生かしたE-Mail同時多重伝送実験を実施し、成功しましたのでお知らせいたします。電子メールのような小さな容量のファイルを同時多重伝送することにより、効率的なデータ送信を可能にし、時間短縮を図れることが検証されました。
伝送実験用のメール配信先については、七夕に寄せたメッセージを送るというコンセプトのもと、JAXA外部から広く募集をすることとし、JAXAホームページ上で、参加登録の受付けを実施しました。この結果、多数のご登録をいただきましたことに感謝申し上げます。


  1. 実験内容
    「きずな」へのメール送信は、JAXA筑波宇宙センターに設置した直径1mの小型地球局から行い、「きずな」で中継後、もう一方の同じ型の地球局で受信され、JAXAネットワークのメールサーバを経由して、各送信相手先に送られました。

  2. 実験参加募集期間  平成21年6月11日(木)〜平成21年7月1日(水)17時まで

  3. メール送信(実験)日  平成21年7月7日(火)

  4. 送信メール総数(あて先登録総数) 約31,700通
    ※「きずな」による伝送は完了したものの、送信後、「あて先不明」などで不達となったメールが約3,300通ありました。
    ※また、携帯メールの受信設定によっては自動的にフィルターがかけられ、受信していないケースも考えられます。


【実験イメージ図】